柱のみんなの様子がおかしくてワロエナイ【鬼滅の刃】

拾参 ページ14

反転した世界。背中を打ち付ける。いってぇ！背中いってぇ！




押し倒されている。ウン。ナンデ??




顔が近づいてくる。何をされるか瞬時に理解した。




『イギャｧ″ｧ″ｧ″ｧ″ｧ″ｧ″ｧ″ｧ″ｧ″ｧ″ｧ″!!!!!!!!!!』




善逸並の汚い高音が私の屋敷に響き渡る。くっそ喉がやられたぜ。




すると




「猪突猛進!!」




猪、うちの窓ガラスを割って登場。まじでふざけんなよとんでもねぇ伊之助だな。絶対修理代請求してやる。しかもなんで怪我してんの。




「チッ、邪魔が入りやがった」




「あ″！そこのお前柱だな!?勝負勝負ゥ！」




分かったから室内で刀を振り回すな、そして不死川さんも参戦しない。




『まずツッコませて、なんで伊之助がここにいるの？』




「お前んとこの鍛錬場で新技開発してた！」




『我が家か』




「でもその前に任務があった!!んで、怪我したけど俺は山の王だからな！痛くも何ともねぇぜ！」




『蝶屋敷行け』




「はぁー、俺帰るわ。じゃあなァ」




続きはまた今度、なんて不穏な言葉を残して不死川さんは帰って行った。




『伊之助、蝶屋敷行きなって』




居間で寝っ転がる伊之助に言うと




「アイツうるせぇから嫌だ。しのぶもいねぇらしいし」




と返ってきた。アイツとはあれかな？アオイかな？伊アオ民に謝れ。てかしのぶさん大好きかよ。




しゃーない、手当てしたるかと思って包帯やらなんやらをもって伊之助のそばに行く。




「なんだ？」




『手当てするんだよ』




「………だから！ホワホワさせんじゃねえっての!!」




バコン、と殴られる。だからホワホワってなにさ。理不尽すぎて泣けるわ。




『伊之助ってさぁ、しのぶさんのとこはちゃんと呼ぶよね？私の名前ちゃんと知ってる？』




伊之助の腕に包帯を巻いていると、突然伊之助が猪の被り物を脱ぐ。端麗な顔立ちが顕になる。




「あ？知ってるよ。Aだろ」




それだけ言うとそそくさと被り物を被り直した。




…………クソ！っ顔がいいってクソだ！

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