柱のみんなの様子がおかしくてワロエナイ【鬼滅の刃】

拾弐 ページ13

玄関先で冨岡さんに対して怒りを露わにする不死川さんを中に引き入れる。さすがにあそこで叫ばれ続けたら恥ずかしいわ。




お茶でも入れるかと台所に立つと、不死川さんが隣に立った。




「……俺も手伝う」




『え″!?』




思わず大きな声が出てしまって自らの手で口を塞ぐ。




「なんだァ？」




『イエナニモ』




お茶っ葉を取ろうとしたら高いところに入れていたのを忘れていた。背伸びして取ろうとしたが届かない。




すると背中に温もりを感じた。




「これかァ？」




『は、いそうです』




全力で不死川さんから顔を背ける。だって絶対顔赤いんだもん!!!!近い！ちっけえんだよ!!妹弟感覚なのかも知れないけど!!玄弥感覚なのかも知れないけど!!これ言おうものなら不死川さんに殺されるな!?(脳内荒ぶり)




「どうしたァ？」




不死川さんが様子のおかしい私の顔を覗き込もうとしてくる。




「A？」




呼ばれた名前に条件反射で振り向いてしまう。気づいた時には時すでにおスシ。じゃなくて遅し。赤くなった顔を見られてしまった。絶対バカにされる。




不死川さんはスンッと真顔になり私の手首を掴んで居間まで引っ張って座らせた。何事??




「……お前の手、細いな」




微妙な雰囲気が漂う中、開口一番そんなことを言ってきた不死川さんの心理が分からない。から、私もそれなりに返しておく。




『不死川さんの手は努力って感じの手ですよね。私不死川さんの手、割と好きですよ』




掴まれてた手を解いて不死川さんのそれを手に取って見た。




瞬間、視界が反転。

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