(飛鳥-Asuka-様リクエスト)F蓮巳×C夢主(ツユカ) ページ34
＊＊＊
｢すまない、待たせた｣
ガチャ、と音を立てて慌てて生徒会室に入ってきたのは蓮巳先輩だった。
｢何か問題あったか?｣
｢大丈夫ですよ、先輩がまとめてくれていたおかげで｣
手元にある紙をピラリと先輩に見せれば、安堵の表情。
紅月のプロデュースをしていた時に発揮した洞察力と判断力が褒められて、生徒会のサポートを頼まれたのだ。
位置でいえば、弓弦くんと同じ立場だ。
｢部活ですか?｣
｢あぁ。…全く集中できなかった……度し難い｣
｢そんな時もありますよ。お疲れ様です｣
｢すまない…どの仕事が残っているんだ｣
最近は蓮巳先輩の目元の隈が増えている気がする。私が少しでも仕事を減らしてあげないと。
｢これですね｣
｢分かった｣
＊＊＊
｢……ふぅ｣
｢疲れましたね…ちょっと休憩します?｣
｢ん…そうだな｣
あれから1時間程。空はすっかり暗くなっていた。
｢何か食べます?あ、紅茶入れますね｣
｢…あぁ、すまない｣
英智先輩がお気に入りの紅茶を入れている戸棚からティーバッグとコップ、お茶菓子を2つずつ取り出す。許可は本人から貰っているのでいつでも使える。
お湯を注げばいい香りが部屋に充満する。これなら今までの疲れを癒してくれそうだ。
｢少し熱いですけど、どうぞ｣
｢ありがとう｣
ナフキンで手を拭きお茶菓子を少し食べ、紅茶を口に含む。程よい甘さと香りが満足感を与えた。
｢…匂いと味の無い生活にも慣れたもんだな｣
｢あ…そうでしたね｣
周りから見れば普通の男女だが、蓮巳先輩は『フォーク』、さらに私は『ケーキ』なのだ。
隣から甘い匂いを漂わせているわけだが、さすがというかちゃんと自制しているらしい。
先輩の前に指を出す。
｢…どうした?｣
｢どうぞ｣
｢お前はほんとに突然だな…｣
私だったら味の無い生活なんて耐えられない。食べる事が大好きだから。
だから私はたまに、先輩に
｢遠慮することないですよ｣
｢…はぁ。…じゃあ、いただく｣
先輩がパクっと指を咥えると同時に、くすぐったさが頭を刺激する。その姿を見れば、ちょっと可愛いななんて。
｢…ん｣
｢美味しかったですか?｣
｢…あぁ。ありがとう｣
満足気に微笑む先輩は、とても綺麗だった。
皆には秘密の『フォーク』と『ケーキ』の関係。
…こんな事を許すのは先輩が『フォーク』だからじゃなくて、｢蓮巳先輩｣だからなんですよ。
その言葉は心の中に留めておいた。
＊＊＊
(飛鳥-Asuka-様リクエスト)F桃李×C夢主(ユミカ)→←(佐久馬様リクエスト)F遊木×F夢主(オーナー)
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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くるみ(プロフ) - 魅音さん» 返信遅くなってすみません。リクエストありがとうございます！了解しました！ (2017年6月29日 0時) (
レス) id: 270b5d7890 (このIDを非表示/違反報告)
魅音 - こんばんは！このお話をよんでケーキバースを知りました！凄く大好きです！あの、リクエストで、C夢主とCゆうくんお願いできますか？ (2017年6月18日 20時) (レス) id: 6c2cafaa03 (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - みるくてぃーさん» 青葉つむぎ担当の紫月です。リクエストありがとうございます！了解しました！！ (2017年3月26日 23時) (レス) id: 2a5ad171db (このIDを非表示/違反報告)
ツユカ(プロフ) - 十二天将貴人さん» リクありがとうございます！了解しました♪ (2017年3月26日 23時) (レス) id: 4c0d12fb07 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー - リクエスト失礼します！ケーキのつむぎくんとフォークの夢主ちゃんがみてみたいです！ (2017年3月26日 23時) (レス) id: f411b70c75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるみ x他4人 | 作成日時：2017年1月2日 2時
