(ニュイ様リクエスト)C渉×F夢主(ユミカ) ページ27
「さあ、友也くん！ぜひこの衣装を！」
「うわあああ来るなあああ変態仮面！！」
今日も渉先輩と友也くんの鬼ごっこが繰り広げられていた。
友也くんには悪いけれど、渉先輩には友也くんだけを見ていてほしい。
渉先輩は、友也くんが捕まらないと判断すると、衣装を持って私に近づいてくる。
別に衣装を着るのが嫌なのではない。むしろ色々な衣装を着るのは好きな方だ。
渉先輩とあまり関わりたくないのだ。彼は『ケーキ』だから。
私はフォークで、フォークにとってケーキは唯一の味覚を感じる存在だった。
彼に近づくと、嫌でも甘い香りが鼻孔を刺激する。
お願いします。渉先輩。私、殺人鬼にはなりたくないんです。貴方の事も傷つけたくない。
お願いだから、私に関わらないで。
そんな思い、届くわけないけれど。
「･･･っ、Aさん？どうしたんですか？」
「････････････」
ああ、最悪だ。やってしまった。
演劇部の部室。そこにある少し大きめのソファー。目線の下に向けると、渉先輩の綺麗な顔。
私はソファーの上に彼を押し倒した状態になっている。
やっぱり、2人きりになるんじゃなかった。
我ながらよく耐えたと思う。30分も２人きりだったのだから。
しかし、そろそろ限界のようだ。
私は何も言う言葉が見つからず、ただ渉先輩を見つめていた。
目の前に、極上のケーキがある。
叶う事なら何にも考えずに、噛み付いてしまいたい。きっと彼はすごく美味しい。私には分かる。
でも、でも･･･
「･･･先輩、その･･･好きです。」
気付いたらそんな言葉が出ていた。
そして、私と渉先輩の影が重なる。
彼の唇に自らの唇が触れた瞬間、甘い香りと味を感じた。
ああ、これだけでこんなに甘いなんて。
やめられなくなりそう。
好きなんかじゃないのに。私は彼に自らキスをしている。自分の食欲を満たすために。
久しぶりに感じる味覚に感動したのと、罪悪感で涙が出てきた。それを合図に私は唇を離した。
いっそ突き飛ばされて、罵られた方が良かった。2度と関わるなと言われた方が良かった。
私は、自分の欲を満たすためなら平気で嘘の告白も出来る最低な女なのだ。
なのに、渉先輩は。
「演技力はまだまだですねぇ･･･それではあっさり見破られますよ？美味しいケーキを食べたいのなら、ケーキを魅了するようなリアリティのある演技をしないと。」
優雅に微笑んで、私の頭を撫でるだけだった。
(夕月様リクエスト)C夏目×C夢主(春秋)→←(翼理様リクエスト)O乙狩×F夢主(オーナー)
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
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くるみ(プロフ) - 魅音さん» 返信遅くなってすみません。リクエストありがとうございます！了解しました！ (2017年6月29日 0時) (
レス) id: 270b5d7890 (このIDを非表示/違反報告)
魅音 - こんばんは！このお話をよんでケーキバースを知りました！凄く大好きです！あの、リクエストで、C夢主とCゆうくんお願いできますか？ (2017年6月18日 20時) (レス) id: 6c2cafaa03 (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - みるくてぃーさん» 青葉つむぎ担当の紫月です。リクエストありがとうございます！了解しました！！ (2017年3月26日 23時) (レス) id: 2a5ad171db (このIDを非表示/違反報告)
ツユカ(プロフ) - 十二天将貴人さん» リクありがとうございます！了解しました♪ (2017年3月26日 23時) (レス) id: 4c0d12fb07 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー - リクエスト失礼します！ケーキのつむぎくんとフォークの夢主ちゃんがみてみたいです！ (2017年3月26日 23時) (レス) id: f411b70c75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるみ x他4人 | 作成日時：2017年1月2日 2時
