邦楽ロックの短いおはなし

いちばん【あきらかにあきら】 ページ23

*注意*







作者はオーラルについて詳しくは知りません…。曲を聴いてるくらいしか知識がないのでトークの動画とかみて口調とか勉強しました。





おかしかったらすみません、苦手な方はBackです！！





* * *








『……』









せっかくの休日なのに。








せっかく二人きりでゆっくりできる休日なのに。









彼はまた、ベースを触っている。







四六時中触っている。









別に、ベースとかバンドとか、嫌いじゃないの。









でも、かまってくれなきゃ寂しい。









『あきらー…？』








「んー？なに、A」









きょとんって、目を丸くしてわたしをみる彼はやっぱり好きだ、かわいい。









『あ〜〜き〜〜ら〜〜』






「なぁ〜〜に〜〜〜、A〜〜〜」









頭は賢いのに、ちょっと抜けてるとことか、ほんとに好き









『あきらがかまってくれへんからヘコむ〜〜』








「あはは、知ってました〜〜」








『ひどいよ〜！！』








「ごめんやって〜〜」









そういってニコニコして笑う彼の笑顔が大好きだ。









「でもな」








「俺、バンドもベースも大好きやし手離したくないけど









Aのことは一生離さへんって決めてるから」









そういって抱き寄せてくれる彼がかっこよくて、









大好きだ。



*

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