邦楽ロックの短いおはなし

こわいもの【斎藤宏介】 ページ21

『うう……』









現在午後7時20分。







家の外は大粒の雨と………









ｺﾞﾛｺﾞﾛ………









『！！』









雷で外は荒れていた。







『宏ちゃんまだかなぁ…』









毛布をかぶって用意した晩御飯に目を落とす。







できれば外に出て、宏ちゃんを出迎えたいけど、









ﾋﾟｶｯ









『うわっ』









本当にわたしは雷がきらいなのだ。









ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ









『もうやだ……』









毛布をまた深くかぶって彼の帰宅を待つ。








今日はあのスタジオだったっけ、







遠いな。まだかな。









『宏ちゃん……』








目をつぶって雷が止むのと彼が帰ってくるのを待とうとした









・









・









・






「A！ただいま！！…ってなんで泣いてるの？？」






『…！宏ちゃん！！』









無意識に走って彼に抱きつくと頭をなでてくれて








「ごめん、寂しかったよね。雷怖かったよね」









って優しい落ち着いた声でわたしの頭をなでてくれた。









『こわかった』






「うん、でも俺がいるから大丈夫でしょ？」








彼の顔をみるとニコって笑って









「あー！お腹空いたなぁ。今日の晩御飯はなんだろー！」







なんて言って、わたしを笑顔にしてくれる。









『今日はねー、ビーフシチューだよー』






「おお！やった！Aが作るのみんな美味しいから楽しみだなー」






『やだなー、もう』









そんな会話をしながら手を繋いで、食卓についた。









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長らく更新してなくてすみません……反省しております……。






最近ネタが思いつかなくてですね、すごく困っております。






そんな中でも頑張ります！応援お願いします！！！

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