弟とヤンキー8 ページ9
「お、会議は終わったか?十四」
「は、はい!えっと、お姉ちゃんは四十物Aって言って……」
私は十四の陰に隠れて、そーっと空却さんの様子を見る。
じー……。
「へぇ、Aか。拙僧は波羅夷空却だ」
セッソーって何!?
初めて聞いたんだけど……!
私が怯えてガタガタ震えていると、十四が耳打ちしてきた。
「拙僧っていうのは、一人称だよ。ほら、空却さんは僧侶だから」
僧侶専門の一人称って感じ?
……っていうか、容姿のインパクトで忘れてたけど、この人僧侶なんだよね?
ほ、ほんとにこの人僧侶?
「……A、お前いくつだ?」
ぎゃーっ、年下だったらいじめるつもりだ!
やっぱりヤンキー怖い!!
「お姉ちゃんは……」
「待て十四。Aの口から聞く」
頼みの綱の十四を封じられた。
あぁ、私はもう終わりだ。
お父さん、お母さん、十四、さよなら。
『……じゅ、19歳です』
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いつまいよ(プロフ) - みんさん» 自分自身何も知らずに空却くんに会ったらビビるだろうなーと思って書きました(*^^*)共感してくださり嬉しいです。初コメありがとう&これからもよろしくお願いします! (2020年4月12日 8時) (レス) id: 4f1872a950 (このIDを非表示/違反報告)
みん - 見た目ヤンキーが急に来たら怖いですよね(笑)夢主さんの気持ちめっちゃ分かります。応援してますので、これからも更新(無理しない程度に)頑張ってください!! (2020年4月12日 8時) (レス) id: d0213f078c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いつまいよ | 作成日時:2020年4月10日 1時