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弟とヤンキー、改め。 ページ21

「空却さんにも、お姉ちゃんがどうして怖がってるのか、詳細を言ったことはなかったです」




いつもの「〜ッス!」っていう語尾の、元気な十四じゃない……!

これは相当気持ちが沈んでいるんだろう。

……帰りに、ケーキでも買ってあげよ。




「拙僧の見た目や言動がヤンキーみたいだったから怖がってたってことか?」

「そうです。僕が言葉足らずでした……」




と、また落ち込み始めた十四を、二人で慰める。




『……えーと、つまり、お互いに早とちりしてたってことですかね?』

「そうなるな」




私と空却さんは顔を見合わせた。

そして、同時にくすりと笑う。




「なんだ、拙僧限定で怖かったんじゃないのか」

『空却さんこそ、ヤンキーじゃなかったんですね』




そのままお腹を抱えて笑い出すと、なんだか空却さんがあまり怖く見えなくなってきた。

もっと、空却さんのこと知ってみたい。

今、すごく空却さんを知りたかった。

……れ、恋愛とか、そんな風にはまだ考えられないけどね!?恥ずかしいし!





「そういえば、二人はどうしてタメ口じゃないんスか?」




ペットショップとケーキ屋さんに行った帰り。

今回、猫たちの餌と、私と十四と空却さんのケーキを買った。

よーし、今から帰って食べるぞー!と意気込んだ時に、十四が唐突に呟く。




「そう言われれば、そうだな」

『私がタメ口になればいいだけだよね』




Aは可憐に微笑んで言う。




『今日はありがとう、空却さん!』

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いつまいよ(プロフ) - みんさん» 自分自身何も知らずに空却くんに会ったらビビるだろうなーと思って書きました(*^^*)共感してくださり嬉しいです。初コメありがとう&これからもよろしくお願いします! (2020年4月12日 8時) (レス) id: 4f1872a950 (このIDを非表示/違反報告)
みん - 見た目ヤンキーが急に来たら怖いですよね(笑)夢主さんの気持ちめっちゃ分かります。応援してますので、これからも更新(無理しない程度に)頑張ってください!! (2020年4月12日 8時) (レス) id: d0213f078c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いつまいよ | 作成日時:2020年4月10日 1時

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