弟とヤンキー17 ページ18
空却さんが何か言いかけた時、十四が帰ってきた。
「バンド仲間からだったッス」
『じゅーしぃぃ!』
私は空却さんとの気まずい空気に耐えきれず、十四に抱きついてしまった。
はい、自分でも情けないと思ってます。
「わっ、どうしたのお姉ちゃん?」
急に抱きついて来た姉にも優しく対応するなんて……!
持つべき物は十四だよ。
「おいA」
空却さんが改めて私を呼ぶ。
さっきの重い空気がまだのしかかっている感じがした。
「拙僧のことが、そんなに怖いか?」
いつもならニヤニヤとしながら聞いてきそうだけど、今回は雰囲気が違った。
目は泳いでいるし、耳元をしきりに触っている。
耳元を触るのは緊張した時の彼の癖かもしれない。
『怖くはないですよ、もう』
これはちゃんと本音だ。
最初はばっちりビビりまくっていたけど。
今はもう、話せないほどじゃない。
「お姉ちゃん……克服したんだね、ヤンキー!」
「は?ヤンキー?」
なんで空却さんまで驚いてるの……?
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いつまいよ(プロフ) - みんさん» 自分自身何も知らずに空却くんに会ったらビビるだろうなーと思って書きました(*^^*)共感してくださり嬉しいです。初コメありがとう&これからもよろしくお願いします! (2020年4月12日 8時) (レス) id: 4f1872a950 (このIDを非表示/違反報告)
みん - 見た目ヤンキーが急に来たら怖いですよね(笑)夢主さんの気持ちめっちゃ分かります。応援してますので、これからも更新(無理しない程度に)頑張ってください!! (2020年4月12日 8時) (レス) id: d0213f078c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いつまいよ | 作成日時:2020年4月10日 1時