弟とヤンキー13 ページ14
私たちがお寺に着くと、空却さんは子供たちと楽しそうに喋っていた。
……子供たち、あんな柄の悪い人と喋って怖くないのかな。
私だったら絶対ビビってるよ?
「空却さーん、おはようございます!」
「お、十四にAか。来てくれてありがとな」
十四は、空却さんに言われて、ラジオの電源を付けに行っている。
___言わなくちゃ。
「おはよう」って言って、空却さんとも仲良くならなくちゃ。
『あの、空却さん……』
「ん?」
時間が止まったみたいに感じた。
鼓動が速くなって、どきどきと脈打つ。
『お、おはよう、ございます……!』
やっと言えた。
今まで必要最低限の会話しかしてこなかったから、挨拶だけでも大きな進歩だ。
空却さんは私を見つめて柔らかく笑ってくれた。
「おう、おはよう」
こんなに空却さんが怖くないと思ったのは初めてだ。
……やればできるじゃん、私!
「んじゃ、仕事行こーぜ、A」
522人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いつまいよ(プロフ) - みんさん» 自分自身何も知らずに空却くんに会ったらビビるだろうなーと思って書きました(*^^*)共感してくださり嬉しいです。初コメありがとう&これからもよろしくお願いします! (2020年4月12日 8時) (レス) id: 4f1872a950 (このIDを非表示/違反報告)
みん - 見た目ヤンキーが急に来たら怖いですよね(笑)夢主さんの気持ちめっちゃ分かります。応援してますので、これからも更新(無理しない程度に)頑張ってください!! (2020年4月12日 8時) (レス) id: d0213f078c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いつまいよ | 作成日時:2020年4月10日 1時