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冒険の書8冊目 ページ10

4人が来てくれたことで勢い付いた私は、次々と船員をなぎ倒した。

しかし、緊張の糸がさっきよりも緩んでしまったのか、

後ろの警戒がおろそかになってしまっていた。


船員「くたばれえ!! 歌子っ!!!」


貴「っ!?」


しまった、最悪だ。

ちょうど私は運悪く、船員を蹴る最中で体が流れてしまっていて、

体制を立て直すことが出来ない。

目前で剣を降り下ろしながら迫り来る船員に、成す術がなかった。

  パーンッ!!!

しかし、船員は発砲音と共に倒れた。

振り向くと、銃を撃った体制のセンラが立っていた。

私とセンラの位置は相当離れているはずなのに、

すごいコントロール力だ。

しかし、感心している場合ではない。

センラの背後から数人の船員が襲いかかってきた。


貴「センラッ!! 後ろ・・・!!!」


私が叫ぶと同時にセンラは動いた。

センラは振り向きざまに、長い脚を振り上げ、

船員を蹴り飛ばした。

さらに、こっちを見て手を振ってすらいる。

なんと言う余裕だ。

私は他の者にも目を向けた。

志麻は2振りの短剣を使い、素早く船員の間を駆け抜け

斬りかかった。

坂田は1振りの剣を持っているが、ほとんど体術を使って

戦っていた。 しかも、相手を挑発しながら。

うらたさんは2振りの剣を使って、舞うように船員を

次々と倒していった。

あんなにいた船員も、もうほとんど倒してしまっていた。


船「そういえば、船長の姿が見当たらないんやけど・・・。」


島「まさか、逃げたんちゃうんか?」


坂「俺達が来た時に、逃げてるのは見たよ。」


浦「向こうでボート出してるの見たぞ、歌子。」


貴「分かった、行こう。」


私達はボート置き場の部屋へ向かった。

あそこはすぐ海に出れるような構造になっている。

急がないと。

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Ruina - 過去編すごく意味深い!これからも更新頑張ってください! (2018年9月5日 17時) (レス) id: 4f718e1884 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - うわー!めっちゃ続き気になるー!面白いです!! (2018年2月23日 17時) (レス) id: 80a388aab0 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - おもしろいーー!! (2017年8月24日 17時) (レス) id: 0f5fa8bb5a (このIDを非表示/違反報告)
孤黒 - (;_;)あ、あれ?め、目から塩水が、、、過去編ヤバかったです。(語彙力これからも応援しています。 (2017年8月17日 1時) (レス) id: 2a7062127e (このIDを非表示/違反報告)
manari(プロフ) - コメント失礼します!!めっちゃ感動しました…(泣)世界観も好きです!これからも頑張って下さい!! (2017年8月15日 16時) (レス) id: b97d9f2d41 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:百合花日和 | 作成日時:2017年7月28日 20時

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