冒険の書7冊目 ページ9
外に出た私を待っていたのは銃撃だった。
横へ転がりそれを回避しながら、自分の部屋へ向かった。
途中、何人か海へ投げ飛ばし、敵の数を減らそうと試みたが、
やはり、多すぎる。
多勢の船員から発せられる弾丸を全て避けるのはさすがに難しく、
何発かは肩や頬をかすめたが、それでもなんとか自分の部屋に着いた。
重い鉄の戸を閉め、ひとまず安心。
以前、鉄板を購入し、ひそかに戸や壁の内側を鉄で覆ったのだ。
ここで籠城してもいいが、あいつらの逃げる時間もつくらなければならない。
私は剣と銃を装備し、天井に穴を開け、上から飛び降りた。
私の突然の出現に驚いたのか、船員達は呆然とした。
その間を逃がさず、私は一気に10人程度は海に突き落とした。
そして銃を取りだし、銃を持っている船員の手を撃ち抜いた。
船長「歌子、貴様・・・!! 今まで生かしてやった恩も忘れおって・・!!」
船長は顔を赤くして憤怒の形相を浮かべていたが、
私は不適に笑い、挑発するように言った。
貴「おあいにくさま。 こっちは恩なんて感じちゃいねえし
むしろ、恨みしかないよ。 そっちこそ私のお陰でこの海賊が今でも
存在してること感謝したらどうだよ。」
船長「っ・・!! この、クソ女・・・!!
野郎共っ!! この女をサメの餌にしちまえっ!! 決して生きて、
この船から出すなっ!!!」
船長の怒号と共に、船員達は私に殺到した。
貴(来るっ・・・!!)
体制を低くし、剣と銃を構えた。
しかし、どういう訳か船員の後ろの方が次々と倒されている。
船員「うわっ!? なんだこいつ!!??」
見ると、目の前の船員の顔に狸が引っ付いていた。
貴(狸っ!?)
狸は船員を蹴り、飛び降りると主人の元へ帰って行った。
向かった先にいたのは4人。
貴「!? なんで・・?」
船「そりゃあ・・・女の子を1人置いていく訳にも
いきませんしなあ・・・。」
坂「俺達を逃がそうとして囮になってたんでしょ?」
島「俺達、そんなヤワじゃないで。」
浦「そーゆうわけで・・・・
行くぞ、お前ら。 歌子を傷つけた野郎共を許すなっ!!!!!」
島坂田船「応っ!!!!!!」
うらたさんの力強い号令と共に、4人は一気に数十人ほどの船員を
なぎ倒した。
4人の頼もしい味方がついた。
もう、これは・・・
負ける気がしない・・!!!
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Ruina - 過去編すごく意味深い！これからも更新頑張ってください！ (2018年9月5日 17時) (
レス) id: 4f718e1884 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - うわー！めっちゃ続き気になるー！面白いです!! (2018年2月23日 17時) (レス) id: 80a388aab0 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - おもしろいーー！！ (2017年8月24日 17時) (レス) id: 0f5fa8bb5a (このIDを非表示/違反報告)
孤黒 - (;_;)あ、あれ？め、目から塩水が、、、過去編ヤバかったです。(語彙力これからも応援しています。 (2017年8月17日 1時) (レス) id: 2a7062127e (このIDを非表示/違反報告)
manari(プロフ) - コメント失礼します！！めっちゃ感動しました…(泣)世界観も好きです！これからも頑張って下さい！！ (2017年8月15日 16時) (レス) id: b97d9f2d41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百合花日和 | 作成日時：2017年7月28日 20時
