【リボーン】異世界の傍観者来る！ [書き直し] (ページ4)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:38,720 hit

二話　白ページ4

目を開けると真っ白

　

立っているのか寝転がっているのかわからなくなる

背中に感じる冷たい感覚のおかげで自分は今寝転がっているのだと理解ができた

起き上がってみても何もない

果てしなく広がっている道を歩くしかなかった

　

　
　

　

　
　

　

数分歩き続けたが状況が変わる様子もなく

だからと言って自分に疲労感があるわけでもなかった。

「もう少しだけ歩いてみよう」

誰に向けたわけでもない独り言がポツリとこぼれる。

　

　

　

もしこのまま歩き続けても状況が変わらなかったら

そんな考えが頭をよぎり背筋がヒヤリと冷たくなった。

やめよう。こんなこと考えても悪い方向へ行くだけだ。

大丈夫だ、大丈夫。

　

恐怖を振り払おうと走る。

怖い、怖い

息が苦しくなって涙が出てきた。

　

　
「だ・・・誰か・・・・」

　

　

　

疲労や恐怖で膝が震えて座り込む。

唇をかみしめる

　
　

前を見たら数メートル先に扉が見えた。

普通の扉ではない。会社の会議室や社長室のような豪華なもの。

近寄りがたくて仕方がない。

　

　

「よし！」

意を決して扉を近づけて開ける

予想していたよりもあっさりと開く

　

「ああ、やっと来た
　・・・ってなんで半泣きなんだよ」

　
中はさっきと同じように真っ白でそこに椅子や机が並べてあった

それと白髪の青年？が立っている

目元を乱暴にぬぐう。

「あの、ここどこですか」

「んー、どこだろうな」

整った顔に笑みを浮かべる青年

　

　
　

　

　

　
　

　

・・・殴り飛ばしてやろうか

　

　