【プリパラ】3つの流れ星 (ページ9)

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らぁら「あのね、私あれから更紗さんのライブいっぱい見て思ったんだ。お花みたいだなって」

ドロシー「花？」

らぁら「更紗さんが踊ってると周りにお花が舞ってる感じがしてふわふわするの。それで更紗さんの四ツ星学園ホームページにある紹介文にバレエが得意ってあったから、回ったりする時にスカートが印象に残るようにデザインしたい！」

ハル「へぇ…小学生にしては見る目あるじゃん♪ちょっと待ってね」

らぁらの言葉を聞いて2階からあるものを持ってきてそれをらぁら達に見せる。
そこには今まで更紗が着ていた衣装の原画だった。

絵里「今更紗ちゃんが使ってるブランド、Angely Sugarのデザイナーさんが知り合いだからこうして原画をもらってからプリチケにしてもらってるの。まさか小学生のあなたに見抜かれるとは」

らぁら「あはは…でもどうかな？これならみんなで案が出せるんじゃない？」

レオナ「そうだね、形が出来ればあとはどんな装飾を施すか」

そふぃ「私…ゴールドを使って…かっこよくしたい」

シオン「頂点という意味を込めてアクセサリーはティアラでどうだ？」

ドロシー「ゴールドを使うなら赤いリボンと合わせればもっとかっこよくならない？」

レオナ「首元にもアクセントでネックレスとかは？ハート型だと可愛いかも」

みれぃ「花の色合いは明るくしてカラフルにしてみたらいいかもね」

それぞれに案を出し合って出てきた意見を書き留めていくらぁら達。
それを遠目から見ていた絵里とハルは笑みを浮かべていた。

絵里「これなら問題ないな。それより更紗ちゃんは？」

ハル「なんかホタルさんに呼び出されたって」

＊

更紗「あの…話って一体」

ホタル「もうすぐ大会だから…1年あっという間だったなぁって。オーディションの日に見た更紗ちゃんが懐かしいよ」

更紗「そうですね…あっという間でした」

ホタル「昔の私を見ているみたいだったよ。ずっと待ってたんだ…3年間の中で1番に楽しいと思うよ。お互い頑張ろうね、それじゃ」

更紗はホタルと握手を交わし、ホタルは先にその場を後にした。

更紗「楽しみ…か。元々私はアイドルが大好きで憧れで…なりたかったけど、ホタルさんと会ってからは尊敬していて…いつかは超えたいって思ってた」

大会で使うコーデも決まっていないため焦りが見え始めてきた更紗。
更紗はしばらくその場で立ち尽くすだけだった。

更紗「私…どうしたらいいんだろ…分かんないや」