姉は弟を愛するもの

2人の時間 ページ9

宿儺side

あの家から出ていった後いつ用意したんだというくらい小さめな家

姉は姉でルンルンだから仕方がないが

貴「今日から2人で生活だね宿儺」

姉はそう言って俺に抱きついてきた

俺だけの姉上だ

もう誰にも邪魔されずに姉上を独占出来るのか

あの見合い話も来なくなる

これで2人だけの家族

俺は本当に狂った気がした

本来なら家族である姉を1人の女として

けどそれが姉に迷惑をかけるのであれば思わぬように

貴「今度からは私達だけ、だけど宿儺を排除しようとする呪術師が現れたら掃除しないとね」

「姉上言い方」

『あらやだ』と笑う姉はいつも通りだ

そこから今に至るまで俺達は生活してきた

俺が20歳になる頃には姉は28歳と

「もうちょいで30歳だよ
いやん歳とりたくないなぁー」

ゲラゲラ笑う姉だが、俺からしたら年取ろうが姉は綺麗なままだ

姉は俺に手招きしたかと思えばいつの間にか寝転ばされた

姉に頭を撫でられて幸福に感じた

今、姉に愛情を貰っているんだと

姉だけ手に入れた、もう何もいらない









こんな幸せを呪術師が壊すとは

呪術師の目的→←退屈な日々

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す