姉は弟を愛するもの

退屈な日々 ページ8

Aside

来る日も来る日もお見合い話

私はもう、うんざりだよ

弟と遊んでいたいんだけど

父「頼むから、相手方に失礼の無いような対応をしろ」

何言ってるの？私はいつも通りよ

お父様はいつも言ってくるけど私は弟も愛せないような男とはお付き合いも結婚も致しません

母「お願いA
これは名誉でもあるのよ」

何が名誉よ

自分が産んだのに愛そうとしないやつが出しゃばるんじゃない

自分達貴族が劣っていたくないからでしょ？

私は御免よそんなこと

「宿儺と結婚しようかな」

宿「何、馬鹿なこと言ってるんだ///」

口悪いなぁもぅ

父「A」

まだお見合い話するの？

父「私は考えた
お前がその気ならこちらもこうする」

そう言っていきなり写真を出てきた

写真に写っているのは親戚の北条海聖だ

父曰く彼と強制結婚するそうだ

私は弟を愛せるなら別に結婚しても良い

父「彼と結婚してもらうには
その化物を始末させてもらう！」

父はそう言って特級呪術師3人連れてきた

彼らは一斉に宿儺に向けて呪術をかけたけど反応しなかった

反応しなかったっていうより発動してないのよ

何せ、私の呪術【無力無極性】

誰も私を倒すことは出来ない

「残念ね、それにしても
呪術師といえど命は惜しいわよね」

私にはもう1つの呪術【魂骨発生】

対象の魂を抜き取り、そこから急速な白骨化をさせる

特級呪術師も私の前では無力なものね

両親にはもう呆れた

「もういいわ、私結婚しないから」(睨)

両親にそう伝え、宿儺に荷物をまとめるよう頼んだ

この家を出よう

幸い、目星はつけていたのだ

そこから雇われた仕事でお金を稼ぐ気でいる

宿儺は急いでまとめてくれたのかもう出来たと

両親は出そうとしないから

「どけ」(睨)

母はすぐに怯えた顔をする

あんたが被害者ぶってどうするのよ

私には関係ない

「おいで宿儺、私と一緒に行きましょう」(ﾆｺｯ)

宿儺に手を差し伸べるとそのまま掴んでくれた

あぁ、私には宿儺だけだよ

「さようならお父様、お母様お元気で」

もう二度と会うことがないから

「ケヒッ」

両親を白骨化しこの家を出ていった

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