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第28話 ページ4

A視点


精霊大王(エレメント)達が去っていったあと、俺は一人ソファーで考え事をしていた。


一体何だったんだろう。物事が凄く速く進んでいるからか、まだ脳内処理が追い付いていない。


こういう時は深呼吸しよう。


それがいい。


A「すーーー。はーーーー。」


よし、ちょっとは落ち着いたな。


今やっと脳内処理が追いついた。


確か水の精霊大王(エレメント)であるアクアに勝手に俺の意見も聞かずに主に
させられて。


それから風の精霊大王(エレメント)であるウェルがなにかやらかしたらしく、
みんなに連行されて帰っていった。


今のところこんな感じか。


でも闇の精霊大王(エレメント)であるシャドウは途中で
「なんか目をつけてたやつがピンチらしい」って言ってどこか行ったな。


ふぅ。


なんとか処理が追いついたが、最近とんでもないことばっかり起きてるせいで肝が据わってきた気がする。


それに、ここは異世界ということを忘れてはならない。


そういえば俺たちは「勇者」としてこの世界に召喚されたんだよな?


そもそも勇者ってなんだ?


前に春に貸してもらっていた某ドラゴンゲームの主人公みたいにラスボスでも倒すのだろうか。


それとも・・・・・・


考えても仕方ない。


俺はそう思い、最終手段である「鑑定」さんを起動させ、勇者について聞いてみた。


するとすぐにウィンドウを出して答えてくれる。


《勇者:この世界に起こりうる人類にとっての(・・・・・・・・・・・)厄災を食い止める役割を果たす、人類にとっての最後の希望。》


見てみたが、「人類にとって」か。


きっとこの世界には某ドラゴンゲームにいたスライムなんかのモンスターも居るんだろう。


それにこの前春が熱く語っていた「獣人」や「エルフ」なんかもいるのではないだろうか。


あ、さっき出てきた精霊大王(エレメント)達を含む精霊なんかはいることが確定している。


なんせさっき会ったからな。


と、考えると人類にとっての「厄災」は他の種族との戦争。


それもあり得る。


始め王様が「魔王を倒すため」とか言ってた気がするが、別に俺は協力する気なんてさらさらない。


見ず知らずの奴の命令に従うようなお人よしではないのだ。


まっ、春や冬弥達のためになら少しは戦ってやってもいいけど。


今ここに3人はいないからな。


俺はかつての生活を懐かしく思った。


___

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フローリング - 和風キノコさん» ありがとうございます!((^ ^) (2021年8月11日 22時) (レス) id: 8c172c5bd7 (このIDを非表示/違反報告)
和風キノコ - 感想失礼しまーす!いせクラ大好きです!何回も読み返してます(´>∀<`)ゝ))エヘヘこれからも、頑張ってください! (2021年7月25日 19時) (レス) id: 0288d1d120 (このIDを非表示/違反報告)
フローリング - ツヴァイさん» ありがとうございますっ!! (2021年6月24日 22時) (レス) id: f4e972b76f (このIDを非表示/違反報告)
ツヴァイ(プロフ) - 感想失礼します、いせクラ2 面白いです!流石です、、、これからも無理のないように頑張ってください!応援してます! (2021年6月19日 22時) (レス) id: 572a6a4a69 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フローリング | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Misusitai/  
作成日時:2021年6月10日 23時

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