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互いの霊圧をぶつけ合う二人の相殺に入ったのはまたも意中の人物ではなく
その場に居合わせた最少年隊長の日番谷だった



日番谷「捉えろ、どっちもだ」



何が起きているのか全く理解が出来ない
どうして今死神同士が仲間割れをしているのか
どうして、刀を見上げているのか


未だに落ち着かない胸元をぎゅっと握る
副隊長の霊圧にもピリピリとする隊士たちは
日番谷の声で持ち場に戻るよう指示された


はっと我にかえり市丸を見れば
しーっと口に指をあてて此方を見ていた
何かを伝えようとしていたのか
捕まえようとしていたのか
ぐるぐるとくるみ の中には疑問が渦巻くが
市丸は何も言わずそのままその場をさった

やばい…日番谷に檜佐木、松本さんと
顔が割れてる死神がおおい…
早く立ち去らないと

刺さったままの刀を一度だけ見上げるとくるみ はその場を足早に離れた






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「この、霊圧は…更木隊長だ」


段々と霊圧を感じられる様になっていたくるみ
ビリビリと刺さるような霊圧は何度も感じた更木の物だ
それと同時に感じる霊圧も身に覚えの有るものだった


「黒崎…すまん。お前を売って私は自由になった…」


霊圧の感じる方へ走ればそこには
案の定黒崎と更木が向かい合って刀を向けていた



やちる「あっ、キラリンっ!」

「やちる様…」


見晴らしのいい高い崖にちょこんと座るやちるは
とても嬉しそうにニコニコと笑っていた


やちる「どうしたの?そんな怖い顔して」

「やちる様…いや、やちる、貴女の下僕はここまでです…黒崎達がここにこれた時点で私と貴女は敵どうし」

やちる「うん…そうだね!でも私はキラリンとは闘いたくないな
それに今は剣ちゃんがスッゴク楽しそうだから見てたいの」






くるみ はサングラスとマスクを外すと
一護を呼んだ


「黒崎!!加勢が必要か?」

一護「なっ、加藤!
はっんなもんいるかよ…お前はルキアの救出に行ってくれ仲間が先に行ってるんだ!」


仲間…とは井上か、石田か
とにかくくるみ はその言葉を聞くと直ぐに走り出す

もうこそこそ隠れている場合ではない
皆戦っている。私も戦わないと!




瞬歩を使い十一番隊前に差し掛かり
くるみ は執務室の空いている窓から部屋に入る

「やっぱりこの服じゃないとね」


尸魂界に来るときに来てきた服に着替
結んでいた髪をほどいた
借りていた死覇装とサングラスを置いて部屋から飛び出す

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設定タグ:BLEACH , 原作 , 市丸ギン   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:つき | 作成日時:2018年12月21日 19時

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