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ルキア「…」
市丸「助けてやろか？僕が」
ルキア「なっ、」
市丸「なーーーんて嘘」
走っていた足を止めて息を整える
旅禍が散らばり慌てる隊士達
くるみ の神气に気がつく者もいるかもしれないが
そんな事を気にすること無く
舜歩で走っていた
大きな白い搭。
嫌な気配を感じ足を止めた
この霊圧は市丸ギン
ヒヤリと背筋の凍るような感覚にくるみ は建物の隙間から橋を見上げる
「警備に市丸ギンが…隊長が居るんじゃ必ず戦闘に…」
息を殺していたにもかかわらず
市丸の視線はくるみ をとらえた
ニヤリと笑う口元に焦るくるみ は走り出した
目があった！？
こんなに離れた所にいたのに？
市丸「あぁ、みぃーつけた」
くるみ は走り隊士の多い場所まで駆け抜けた
神气を少しでも間明わすため
あえて人の多い所まで来た
「それにしてもどうして此処こんな人が入るんだろう…
すごく騒がしいし」
市丸「そらゃあれのせやな」
「なっﾓｶﾞｯ！？！？」
すぐ後ろにいた市丸にきがつかなかったくるみ はあわてて振り返ろうとしたが
大きな手を後ろから回し口をふさいだ市丸に身動きをとることが出来なかった
市丸「君足早いな。処であれ、なんに見える？」
反対の手で指を指した方を見れば
少し離れた高い建物を見上げる
「刀？」
市丸「刀…、君は見たことが無いもんな。藍染さんの斬魄刀を」
藍染？斬魄刀？
くるみ はバクバクと心臓を激しくならす
回りの死神を見ればまるで死体でもみるかのように青ざめた表示をうかべ
所々で“藍染”と呟いている
「藍染隊長っ！！！！！！」
少し離れた所から
少女の悲鳴ともとれる叫び声が聞こえる
涙を流しているようにも見えたその少女は刀の刺さる壁を見上げて膝をついている
市丸「何や朝っぱらから騒々しいことなぁ」
いつの間にか手を離しその場を颯爽と歩く市丸
不適な笑みを浮かべながら現れた市丸に泣き崩れていた少女は刀をぬき切りかかる
「お前か！！！」
「なっ、」
くるみ が驚くまもなく
その刀を受け止めたのは市丸ではなく吉良イヅルだった
吉良「どんな理由であれ隊長に刀を向けることは許さない」
「退いて吉良くんっ」
吉良「だめだ、これ以上剣を向ければ僕は君を敵として処理する
」
「どけって言ってるのが分からないの！！」
吉良「ダメだと言ってるのが分からないのか！！！」
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作者名：つき | 作成日時：2018年12月21日 19時
