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あれから帰ってきたと思えばまたいなくなるし
報告書はたまったままだし

とぶつぶつと呟く吉良に死神も大変だなと少しだけ同情した

しかし、そのいなくなった隊長と言うのは間違いなく市丸ギンだ
さっき気がついたが副隊長は腕に隊の紋章をつけている
これだけ死神が溢れている瀞霊廷内で
立て続けに隊長クラスに遭遇する事にいい加減胃に穴が飽きそうだった



「へいおまち」


カタンと置かれた皿
時間が無いので軽く早く食べられるとうどんを注文したくるみ
お金がないと断ろうとしたが檜佐木が
腹空かしてる新人をほっとけないと
無理やり注文させたのだ


死神もちゃんと心があり良い人もたくさんいる
始めに見たあの血も涙もない男
彼奴のせいで死神は冷酷な者達だと勘違いしていた


「頂きます」

マスクをずらして暖かいうどんをすすると
自分が感じていたよりもよっぽどお腹はがすいていたのか
体の芯から力がみなぎってくるようだった


「〜〜〜っおいしい…」

檜佐木「変な奴だなお前。ただのうどんだろ」

吉良「お店の人に失礼ですよ檜佐木さん」

檜佐木と吉良も運ばれた料理を食べ始める


「俺まだ隊に入ったばっかりで隊長達をお目にしたことが無いか方ばかりですが
檜佐木副隊長と吉良副隊長の隊長はどんな方々なんですか?」


少しでも隊長、副隊長の事を知るにくるみ は会話を続けた


檜佐木「あー隊長な〜
東山隊長は平穏を求めて戦いを嫌ってる
凄く優しい人なんだ…
だけど芯は強くて自分の求める正義に真っ直ぐで頼り概のある隊長だぜ」

「へぇ、戦いを嫌うか…平和者義何ですね東山隊長は」

檜佐木「あぁ、そうだな〜あの人は死神の中でもちょっと変わってるからな」

「吉良副隊長?」


吉良は箸を止めて少しうつ向いていた


吉良「僕は…市丸隊長の事あまり良くわからないんです…
何時も飄々としていて掴み所が無いというか、
なに考えてるかわからない人です
仕事はしょっちゅうサボるし
目を離せば今みたいに居なくなってしまう」


なるほど
よくわからないと思ったのは私だけじゃないのか
ニヤリと笑ったあの表情からは何を考えているか全くわからなかった
機会があったらこっそり心を読んでやろう


吉良「でも、あの人は強いですよ。昔命を助けられた事もあって…僕の憧れ、かな
後干し柿が好き…ですかね」

「そうですか…吉良副隊長はよく市丸隊長の事を見ていらっしゃるんですね」

吉良「え、と、そうかな?そんな風に思った事はなかったな…」

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設定タグ:BLEACH , 原作 , 市丸ギン   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:つき | 作成日時:2018年12月21日 19時

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