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「そこの子大丈夫?隊長の霊圧もろにくらって倒れないなんて中々やるね」
「あぁ?誰だお前」
やちる「だから、キラリンだよ?」
未だ座り込んでいるくるみ を覗きこむ男二人に気がついてやっとの思いでくるみ は顔を上げる
「おうおうっ、何もんだてめぇはよ…」
「ちょっとやめなよ一角。折角新人隊士が…」
「あ、の…」
くるみ と目が合うと男はまるで時が止まったかの用に動きを止めた
「君…美しいね。その苦しそうな表情に治まらない汗
よっぽど隊長が怖かったんだね。よしよし
僕は
分からない事があれば何でも僕に聞いてね?
あ、君の名前は?
その前に立てる?何時までもそんなところに座ってないで…」
やちる「すとーーーっぷゆみちーストップ!キラリンはあたしの下僕なんだから手出さないでよ
キラリンも!そのサングラス外しちゃダメって言ったじゃん!」
くるみ と綾瀬川弓親と言われた男の間に割って入るやちるに
くるみ は急いで髪をオールバックに整えてサングラスをしマスクを付けた
ゆっくりと立ち上がと膝についた埃をパンパンと払い自己紹介してきた男に頭を下げて挨拶をする
「綾瀬川五席、ご心配お掛けしてすみません。ご挨拶遅れました
俺の名前は吉良鈴と言います。本日よりやちる様の下僕として隊長に認めてもらえた用です
よろしくお願いいたします」
弓親「鈴君男の子だったの?ま、僕美しければ男でも全然おっけー」
おっけーとは?
と疑問に思いながら先程から固まっているもう一人の男に視線を向ける
やちる「ツルリンどうしたのー?さっきから固まって?電球切れた?」
「はっ!誰が豆電球だごらぁぁ!!」
パシパシと頭を叩かれ正気に戻った男はずんずんと歩きくるみ の顔を覗きこみ睨み付ける
「
「あ、斑目さん…よろしくお願いいたします」
弓親「ふっ一角ってば鈴君に惚れたの〜?顔、真っ赤だよ?」
一角「なっ、馬鹿野郎そんな訳ねぇだろ!!!!こいつ男だろ!!!」
弓親「えーー?僕は美しいければ何でも好きだよ?」
弓親に肩を引かれ後ろから抱き締められるくるみ
ブーツを履いているくるみ と対して変わらない身長のせいで顔が近い
「ちょっ、綾瀬川五席!?」
弓親「んん?固いな〜僕の事は弓親って呼んでよ?」
「綾 瀬 川 五 席 離してください」
腕から無理やり抜け出すと
連れないな〜と弓親は残念そうに手を離した
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作者名:つき | 作成日時:2018年12月21日 19時