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「とにかく、処刑になる前に死んだら承知しねーから
ちゃんと飯食えよ！」
ルキア「ふっ貴様と言う奴は…一護並に大馬鹿者だ」
死んだような表情だったルキアは少しだけ笑った
その表情に満足したような顔をするくるみ にただ見ていた山田
僕に力があれば吉良さんみたいに
ルキアさんを助けると言えるのに
僕は弱くて臆病者だ
「山田には感謝だな。こうやって朽木の居場所を知ることが出来たし
これならどうにかしてお前をさらって逃げることも可能か」
山田「いえ、僕なんて…何にも出来ませんよ」
ルキア「おい、加藤…じゃなかったきらりんよ
私はずっとここにいるとは限らぬぞ」
えっ！とくるみ は目を大きくしてどうしてと問うが
ここは六番隊の宿舎であり
一時的な収容のため後日罪人としての牢に入れられる予定である
「〜っまじかよ。折角場所分かったのに…ま、もし移動したにしても
場所さえ分かればこれ見て行くよ」
胸から護廷十三隊の心得を取り出し地図が乗っている所をペラペラと開く
ルキア「一体何処でそんな物を手に入れたのだ。
しかし、いくら貴様でも一人で出歩くのは危険過ぎる
目立った行動は出来るだけさけろ。
こんな所を見られれば怪しまれかねぬ
早く何処かに身を潜めておけ」
「たくっ、俺の心配じゃなくて自分の心配しやがれバーカ
じゃ、俺は行く。何時までもここに要るのは確かに危ないからな」
山田「あ、吉良さん！」
「あ？」
山田「ぼく、も何か力になれませんか？」
「ふっ充分役にたってる…ありがとうな。本当に山田のおかげだ。もし、我が儘をいって良いなら
他にくる仲間が困ってたら助けてやってくれよ」
山田「仲間…黒崎って人ですか？」
「あぁ、他にも井上、石田、茶渡、後黒猫が一匹だ」
たったそれだけの人数でルキアを助けに来たのかと、無謀だと思い口にしようとしたが
くるみ の自信に満ちた表情に山田は小さくて首を縦にふった
根拠はないけど
この人なら本当にルキアを助けられそうな気がする
そう思って強く拳をにぎった
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作者名：つき | 作成日時：2018年12月21日 19時
