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山田「えっ、あの、今なんて…
僕の耳が可笑しくなければ
ルキアさんは罪人ではないと」
「あまり大きい声で話すな
お前は朽木の何だ」
山田「僕は…ルキアさんの
彼女とは何度か話をしたことがあるんですけど
僕はどうしても彼女が大罪を犯した罪人だとは思えないんです!」
死神にもいい奴がいるんだな
物事の表面だけでなくちゃんとしっかりと
真に人を見れる目を持っている
こいつはいい奴だ
だが
「ぷっお前バカだな」
山田「えっ、なんで!?吉良さん???」
「そんな事俺じゃない奴に言ったらお前も処罰されるかも知れないぞ
俺はお前の味方だ
頼む朽木の所に俺も連れていってくれ」
山田「えっ、何するつもりなんですか」
「(今は)なにもしない。ただあいつが何処にいるか知りたいんだ…それに
ちゃんと生きてるのかこの目で確認したい」
くるみ はサングラスを外してマスクを少しだけ下げる
山田はくるみ の素顔に赤面してわたわたと焦りだす
わぁっ!スッゴク綺麗な人だ
十一番隊にもこういう人いるんだな…
人は見かけによらないな
何時もは怖い人達の集まりだと思ってたけど
「山田?大丈夫か?顔が赤いけど…」
山田「だっ、いじょうぶです!
は、は、は、早くいきましょう!!六番隊舎は此方ですよ!」
ピクッ
六番隊舎?
じゃ、朽木を捕まえたのはやっぱり朽木白夜で
朽木の義の兄貴。兄上って本当だったのか。何で自分の妹を助けないの!
そしてあの赤髪は副隊長って所か…
山田「吉良さん?」
「あ、すまない。急ごう」
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少し歩いた所に六番隊宿舎はあった
くるみ はごくりとつば飲み込むとおどおどと歩くに山田の後ろに続いて歩いていく
山田「し、失礼します」
何人かの隊士に挨拶をしながら隊舎を歩く二人
何事も無くルキアのいる牢までたどり着く事ができた
兎に角ルキアが何処にいてどんな状況なのかを確認することができ
肩の力を少しだけぬくくるみ
先に入る山田に続いて中に入る
ぱたん
きちんと扉を閉じると
目の前にある大きな鉄格子ごしに
白い着物をきた朽木ルキアがベットに座りうつ向いているのが目にはいる
山田が声をかけると少しだけ顔をあげて目線だけくるみ に向けた
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作者名:つき | 作成日時:2018年12月21日 19時