静かな悪夢【BLEACH】 (ページ31)

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「んっんﾝっ！ゴホンッげふんっ、

俺は十一番隊所属の吉良鈴(きらりん)だ！
平隊員で今日からやちる様の僕となった！どうだこら！」

いや、おかしいか！？いや、おかしいよね、こんな厳ついヤンキーがお前よりも階級低い隊員の平でなおかつ
あんな小さな女の子の僕って馬鹿なの！？
てか、吉良鈴って誰だよ！何処の中国人なんですか
自分で言っといてなんなの！？

山田「じゅ、十一番隊っ、ですか…すみません、すみません…」

え？何で謝ってるの？

山田「それに、草鹿副隊長のお付きの方だったとは
余計なご心配してしまって、すみませんでした！」

いやいや、何なん？この子
てか、やちる様副隊長ってまじかよ！
通りであの気迫…死神恐ろしいや
とにかく何とか騙せたな
てか、こいつもあまちょろ過ぎるだろ
大丈夫か死神社会

山田「吉良さんは…三番隊の副隊長とはご家族だったりするんですか？」

げっ、吉良っているの？

「いや、俺には家族はいない…たまたまだ。お前の名前も有りきたり…の、ような珍しいような…(花、太郎？)」

山田「へへっいい名前じゃないですか？
親しみやすいと皆さん誉めてくださるんです」

照れている山田を横目にくるみは死神が阿呆ではなく
この山田花太郎が少し甘いのだとすぐに感じた

まてよ、こいつ７席って事はちょっと偉いんだよね？
もしかしてルキアの居場所知ってたりしないかな

山田「では、吉良さん。僕は仕事がありますので」

「まて、お前四番隊だろう、もう旅禍との戦いで負傷者が出たとでも言うのか？」

護廷十三隊の心得によれば隊には個々に特徴がある
四番隊は主に治療のスペシャリストが集まる隊だ
その７席の仕事にかまをかけてみる

山田「い、いえっ！旅禍はまだ見つかっていないそうです…斬魄刀の解放許可が降りてはいますが
まだ戦闘の報告は四番隊では受けていません…

それに僕の仕事はルキアさんの…」

「ルキア？」

まさかと思ったけどここに来てから運が良すぎて事が上手く進みすぎているよな気がする

だが、これはチャンスだ

「山田、お前まさか朽木ルキアの…」

山田「あっ、また罪人をさん付けでよんで、すみませんすみません！！」

「いや、いいんだ…俺はあいつを罪人だと思っていない」

どうだ、どんな反応をする
最悪ここで山田と武器を交えてしまう覚悟でくるみは聞いた