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くるみ の問いも虚しく急に走り出すやちる
自分よりも小さな子供に軽々と持ち上げられたまま物凄いスピードで走っていく

着いた部屋に投げ飛ばされ
ゴロゴロと転がるくるみ


「ぐはっ、いってぇ…戦いはもう始まってるってことかこのやろう…

っていないし」


打ち所悪くお腹を抱えるくるみ は投げ飛ばされた部屋を見渡す
牢獄ではなくただ普通の部屋だった
無造作に散らばった紙に所々傷のある机

ここは一体何処なのだろうか


やちる「キラリンっ!はい!これ」

「うわぁたっ!え?何これ…」

突然現れたやちるの手には黒い服
広げてみればすぐに死神が着ている服だとわかった


「、どうして…助けてくれるの?」

やちる「私は別に旅禍とかどうでといいんだけど、剣ちゃんが強い奴と戦いたいって言ってたからね?
キラリンといればきっとその強い奴来るでしょ?」

無垢な笑顔に嘘は言っていない事が分かる
くるみ は急いで服を脱いだ
ご丁寧にさらしまでに用意されておりきつく胸まいた


やちる「はい。キラリンこれも」

「…グラサン?とマスク」

やちる「他の奴らに見つかったらぜーーったいにダメだからね?
それから剣ちゃんが強い奴と戦えるまではキラリンは私の下僕だから!」

「お、おす」


くるみ は長い髪を襟足で結び
前髪をオールバックにし
尖った形のサングラスにマスクをする

「只のヤンキーだな
草鹿の私物?」

やちる「ちがーう!男性死神協会のへっぽこたちからうばったの!
それと、私の事はやちる様ってよぶよーに!えっへん」

「やちる様…(死神協会?)」


いや、とにかく助かった
この変装で暫くはバレないだろ…
しかし、ここは何処で何をする場所なの?
道具を見るに事務?をするところかな…


「あぁ〜分かんない事だらけでパンクする!!」

やちる「あ、じゃ、これあげるよ〜
じゃーーーん。護廷十三隊(ごていじゅうさんたい)の心得!」


なんじゃそりゃ!
学校か!
どうもご丁寧にありがとうございます!


「ってやちる様どちらに?」

やちる「そろそろ剣ちゃん集会終わるからそれでも読んでまっててね!」


じゃっと窓から飛び出していったやちる
子供だからなのかとても楽天的でこんな所に敵である侵入者を残して行ってしまった



「…とにかくチャンス
ここを抜け出して朽木を探そう…」

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設定タグ:BLEACH , 原作 , 市丸ギン   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:つき | 作成日時:2018年12月21日 19時

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