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(くるみ にまとう気はただの気ではない)
「っ、おぉ、いきなりだな。聞こえてたの？弄月」
夜一「？」
弄月が直接語りかけてくる中くるみ はゆっくり眼を閉じる
(くるみ のもつ霊圧の名は
力の源とも言える)
体に纏い、ただ、流れ出ていた神气をまとめていく
夜一「ほぉ、これは本当に化けるやも知れんな」
「ふぅ…夜一さん。私に舜歩教えて下さい」
強い眼差しにビリビリした气を感じた夜一はブルリと武者震いし
ゾクゾクしたその感覚に夜一は高揚させペロリと上唇をなめる
夜一「血反吐吐いてでもついてこい」
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あれから、何日が経ったんだろう
舜歩と言う歩法を学ただひたすら走った
夜一さんはと言うもの
お前はただひたすら走れ
それだけを言い残していなくなってしまった
私は一人この広い広い勉強部屋を朝晩も忘れ走り付けた
たまに弄月と対話して休憩しては
また走る
弄月との同調を強めると矛を出さずとも会話や弄月の力を左手で使うことが出来る用にもなった
時間を忘れ
距離を計ることも止めた
ただ早く速く走ることだけに集中していた
喜助「せいが出ますね。くるみ さんっ」
「浦原さん…もう夕食の時間ですか？」
ここ、勉強部屋にこもってからと言うものくるみ は睡眠や食事も忘れて走り続けていたため
浦原が食事の時間になると料理を持ってきていた
喜助「いえ、まだ夕飯には早いんスけど、今日で９日目です」
９日。くるみ の修行のタイムリミットである
この修行が終われば一護達と共に尸魂界にルキア奪還に向かうのだ
くるみ は白神神社の業務のほぼ全てを
雨、ジン太、テッサイに任せていた
少し神社が心配だと思い足を止め浦原の元に駆け寄る
「浦原さん…私一度帰って支度してきます」
喜助「えぇ、そうしてください」
そう言うとくるみ は一瞬で姿を消す
そのスピードに喜助は目を丸めて驚いた
喜助「こりゃ、夜一さんの勝ちっすかね〜」
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作者名：つき | 作成日時：2018年12月21日 19時
