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夜一「あぁ、あの神社の放つ霊気や、お主の放つような霊圧によって具現化していると見る

して、斬魄刀の始解は“対話”と“同調”によって初めて出きることだ
くるみ よ…
お前には既にそれが出来ているはずじゃ」


夜一の言葉に心がざわついた

ピリピリと感じた霊圧とは変わって
冷たさに柔らかさを感じるそれ

引き寄せられるように矛の前に膝つきそっと触れる









「っえ?」

(何を驚いている?)

「っ!?!?!?」


目の前に広がるのは見慣れた白神神社の本殿(ほんでん)

そして矛を奉っていたそこには
白く長い髪に黒い着物をまとった一人の男が肘をついて座っていた



「ここは、白神神社の本殿…」

(いかにも…ここは白神神社の本殿であってそうでない場所)


さっきまで浦原商店の地下に夜一といたはずが何故ここにいるのか

不思議な感覚に頬をつねる



「…普通に痛い」

(…何をしにここに来た)

「えっ、矛と対話と同調…」


そこまで言うとくるみ は目の前に座る男をみた
似ている美しい白に生える黒

何時も側にあったそれに男は良く似ていた



(流石は察しがいい)

「っ、貴方はまさか本尊の矛なの?」

(さぁどうだろうな?)


いや、間違いない。それを理由ずけるものは何一つ無いが
直感がそう答えてる


(だったらなんだと言う?)

「、さっきから心読まないでよ」

(それをお前が言うのか?今まで散々色んな者の心を読んできただろう?)

「何で知ってるの」

(お前の事は何でも知っている
だがお前は俺の事をなにも知らないな?)



ゆっくりと立ち上がると
男はくるみ にちかずく


「何?」

(何も…だから、お前も何もするな
自らを危険にする者どもに何故付き合う)

「…それは私の意思で、」

((いな)…お前にその意思は必要ない
今まで道理お前はここにいて俺だけを見ていればいい)


男はくるみ の長い髪を一すくいするときゅっと引っ張った


「イッ」

(死神ごときに惑わされて、この美しい体を汚すことは俺が許さない)


「いたいっ、放して!
何で本尊の矛に、そんなこと言われなきゃいけないの」

(お前はずっと俺に救われてきただろう
汚らわしい大人から、異様な怪異から
一人ぼっちのお前に居場所をやったのはこの俺だ
お前は死ぬまでずっとずっとここにいて俺だけを充て(みて)いればいい)

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設定タグ:BLEACH , 原作 , 市丸ギン   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:つき | 作成日時:2018年12月21日 19時

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