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夜一「お主が目覚める前少しだけこの矛を触ったが
重たすぎて持ち上げるのが精一杯じゃった…
いくらお主の力が人間離れしたゴリラだとしてもこれを振り回して、ましてや死神の斬魄刀を受け止めたとは正直理解できん」
「いや、何さらっと人の事ゴリラって言ってるんですか?」
くるみ は置いてある矛を掴むと
まるでドラムスティックでも回すように軽々しく片手で回して見せた
「この矛私も昔は持ち上げる事もできなかったんです
ただ、中学を卒業したと同時に
祖母が死んで…その日を境にまるで羽のように軽くなったんです」
夜一「…なるほどな、持ち主がお主になったと言うことか。
あの社の本尊だと聞いているがそれは何だ?」
「本尊は本尊…白神神社の神様だと祖母に聞いてます
私の心が読める力も祖母が無くなってからで、
この矛の力なんだと思います
この矛は有りとあらゆる怪奇や妖怪の力を無効化する矛だと」
夜一「無効化する矛か…」
夜一は少し悩んでまたゆっくりと口を開いた
夜一「その力のおかげで今まで虚との遭遇が、殆どなかったのだろう。勿論死神も怪異と言っていい
しかし、その力が露見した今
お主が安全である保証も無くなったと儂は思う」
「この力を奪われる恐れがあると?」
夜一「これは少し考えすぎかもしれんがな…その力は特集じゃ」
確かに普通の人間が使える力とは思えない
しかし神社の神主として奉り続けてきた物だ手放す訳には行かない
「その、尸魂界ってのにもう私の力はきっとばれてるし
黒崎もあっちに行くつもりなんですよね?」
夜一「あぁそうじゃ」
「なら、脅しに来る前に此方から蜂の巣つつきに行ってやりますよ」
夜一「ップ!ハハハハハ流石儂が見込んだ女じゃ!それでこそくるみ じゃな!それならば話は早い
儂についてまいれ」
「えっ」
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「なーんだよこの馬鹿みたいに広い空間は…」
浦原商店の地下
長い梯子を降りるとそこには商店の何十倍もある広い空間が広がっていた
砂漠のような岩場のような地面に所々山々が連なっている
夜一「とりあえずあいつらの所に顔出しておくか」
「あいつら?」
浦原「おや?くるみ さんお目覚めにったんですね。お体の調子はどうですか?」
「…食えない人だと思ってはいたけど、貴方何者なんですか」
夜一「あ?一護は…特訓中か」
浦原の背に夜一の目線をおうとそこには雨と一護が殴り合いをしていた
ご丁寧にボーグもつけている
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作者名:つき | 作成日時:2018年12月21日 19時