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「貴様のそれは…何だ…」
「!!!!!」
ドッと体が重くなった
指も目線さえも動かす事が出来ない
全身の毛穴という毛穴から汗が湧き出すような感覚
がくがくと震え立っていられなくなるほどの圧に膝から崩れ落ちた
「…喋る事も出来ないのか?
私は聞いているのだ…今何をしたのかと」
しゃがみこむくるみ の顎を持ち上げて
くるみ は男の圧力に体をガタガタと震わせる
うまく呼吸をする事さえできず
うっすらと空いた口からはヒューヒューと息が鳴く
ルキア「っ、兄上…こ奴は本当に何の関わりもないただの人間です!!
どうか、どうか殺さないで下さい」
「く、ちきっ」
男はくるみ から手を離すと
自力で体を起こすことが出来ず地面に倒れこんだ
「っ、ハァハァ…」
一護「ふざ、けるな!行くな!!ルキア」
ルキア「…おってきたら私は貴様を許さん」
霞む目を必死に開き、重たい体をお越しやっとのことで首をルキアに向ける
何もない空間に襖のような入り口が現れ
光に溶けて行くように三人は消えていった
何なんだよ…あれ、どんなマジックだ…くそ、体が動かない…
白夜「恋次」
恋次「っ、何ですか隊長」
白夜「何故あの時始解をといた」
恋次と呼ばれた赤髪の男は刀に触れて困った表情を浮かべ歯切れの悪い言葉を続けた
恋次「…俺の、意思で解いていません。
強制的に解けました
ルキア、あいつは何者なんだ
あの矛は斬魄刀で、あいつは死神なのか?」
ルキア「私も本当にあやつの事は何も知らぬのだ。知っているのはあやつの名前が…加藤くるみ 、という事でだけだ…
もとより変わった霊圧のようなものは感じたが」
白夜「…お前への
これ以上言葉を発することは許さん」
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作者名:つき | 作成日時:2018年12月21日 19時