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深とした空気の張り積めた夜

夏だと言うのにどこか冷ややかで
とても静かな夜だった

くるみ は神社の戸締まりに外に出ていた


「不気味なぐらい静か。鳥もいないし
空気がピリピリしているよう」


くるみ は一人境内の本尊である矛を振るう
身丈ほどある大きな矛は
白と黒を自重とした美しい矛だった

ザワザワとする胸騒ぎにくるみ は一歩白神神社からでる


「やっぱり…何か、何だろうこの感じ…まさかまた虚?」





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ルキア「…行きましょう兄上」









「…えっと、これはどういう状況?」


「「「「!?!?」」」」





違和感を感じた方へ足早に進めば
目の前には傷だらけで地面に倒れている
一護と石田

そして黒ずくめの男が二人と朽木ルキアが立っていた


ルキア「なっ!貴様迄何でここに!!!」

「え、いや、何でって言われるとっ!!!!??」


金属のぶつかり合う音が響く

くるみ は飛んできた剣先を間一髪矛で受け止める

攻撃してきた赤髪の男はビックリしたように目を見開いた



「てめぇもこいつらの仲間かよ?あぁ?」

「…いきなり随分な挨拶してくれるね、別に私は仲間じゃない」

「そうか、なら大人しくしてろ
お前には関係の無い話だぜ人間」


カシャンと音を立て刀をくるみ に向ける男

くるみ は変わった形状の刀に驚きながらも男をじっと睨み付けた


「仲間じゃ無いし、只の人間だけど
その言い方には…少しイラッとしたッ!」

「なっ!てめぇ!!」


くるみ は目の前の刀を矛でなぎはらった


一護「加藤やめろ!!お前が、かなう相手じゃねぇっクハッ」

「おい!一体誰何だよこいつら!仲間じゃねぇのか!」


「おしゃべりとは余裕だな女ぁ!!!」


矛と刀がぶつかり合い激しく火花をちらす

力で推し負けるがくるみ は強く矛を握り
ギリギリと押し合う


(何でこんなことになってんだ!!
てか、何だこの刀あぶねぇだろっ!)


「!?なっ」

ルキア「加藤!?」



一瞬矛の刃が光るとぶつかっていた男は後ろに下がる
くるみ も矛を握り直し男を睨んだ



「…てめぇっ、何しやがった!」

「はぁ?」


男はこれでもかと眉間にシワを寄せてくるみ を睨む

その手に持っている刀は先程と形状を変え普通の日本刀になっていた


「お前の“そりゃ”何だって聞いてんだよ!!」

ルキア「恋次!!もう良いだろう!こ奴は仲間でも何でもない!関わるな」

「なっ、朽木お前っ!?」

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設定タグ:BLEACH , 原作 , 市丸ギン   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:つき | 作成日時:2018年12月21日 19時

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