月のお姫様【BLEACH】

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ハッチ「お帰りなさい真子さん」

白「しんずぃ〜何か最近はひょろさに磨きがかかってない？ぺらっぺらじゃなぃ？」

平子「うるさいわぃ…こちとら、文系なのに体育系の仕事させられて毎日疲労困憊や…」


癒してくれ〜とくるみに抱きついて頭をグリグリと押し付ける平子の頭をひよ里が叩く

ひよ里「もっとバリバリ働けや。嫁がこんなんなっても働いてるんやぞ、泣き言いうなや」

「こんなんって…」

平子「痛いやろ！叩くなや！
くるみに休めって俺かて何度もいっとるわ！ボケが！」

「はいはい。何度も言ってるでしょ〜
私は元気だから大丈夫」


叩かれた頭をよしよしと言いながら撫でれば、デレデレとした表情でまたくるみに頭をすりよせる



ラブ「こんなんでこいつ大丈夫かよ…
真子が父親になるなんて想像つかねぇ」

リサ「ほんまやで…どっちが子供かわからんくなるで」


復興への道のりは未だ遠く、手付かずの瓦礫が広がっている場所も多い
そんな中新たな命を育んでいく2人の姿は皆の希望になるだろう


「それにしても、今日は随分と早く仕事が終わったんだね？」

平子「あぁ、俺も帰ってくるつもりや無かったんやけど
桃や他の隊士達にたまには早く帰って嫁さんの体きずかえってうるさかってん」

「五番隊の皆にも随分と気遣われてるみたいだね
私なら本当に大丈夫なのに」

羅武「だから、上が帰らねーと下は帰りずらいんだよ」

平子「ま、普通ならそうなんやけど
五番隊の子らはほんまに働きもんでなぁ
俺がサボっても一生懸命働いてくれんねん！」

ひよ里「ど阿呆か！胸はって言えた事か！
五番隊の隊長って奴はどいつもこいつもろくな奴がおらんなっ！」

平子「なんやと！俺かて頑張ってるは！たまに息抜きせな体に悪いんや！」

「はいはい喧嘩しないの！
もぉ大声だすからこの子がビックリしちゃったじゃない」


お腹をゆっくりと擦りながら二人の喧嘩を仲裁するくるみ
その手に添えるように手を重ねるとお腹の中を強くたたく鼓動が伝わってくる


平子「何や〜起きたんか？」

「最近は私達の声が聞こえてるのか返事するように蹴ってくるの。
きっとパパの声が聞こえたんだろうね」

平子「っパパですよ〜」



二人のなかむつまじい光景に皆は少しだけ呆れたような表情を浮かべながらも
幸せにだなと思うのであった


ひよ里「たくっ、まだ産まれても無いのに親バカかいな」

羅武「あー俺も彼女欲しいぜ…クソッうらやましい」

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