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茶渡「すまないが、俺はそろそろ時間だ」
腕時計を確認して、茶渡が立ち上がる
黒崎は、なんだもういっちまうのかと
残念そうに言った
茶渡「ああ。スパーリングの相手を頼まれてるんだ…
ヘビー級の日本チャンピオンに」
黒崎「ハァ!?ヘビー級のチャンプって安藤ダニエルだろ!?同じジムなのかよ!」
茶渡「いや、違うジムだ
うちの会長と知り合いらしい。デカイ奴と打ち合いたいんだそうだ…」
石田「それで、茶渡くんにお声がかかったわけか
チャンプの自信、なくならなきゃいいけど」
ルキア「そうだな、あまたの強敵に打ち勝ってきたチャド相手だ
さぞ、つらいスパーリングになるだろうな!その、チャンプとやら」
茶渡「ムゥ…そんな事には、ならない…だろう、おそらく…」
自信なさげに呟きながら、茶渡は玄関へ向かった
その背中に、手加減しろよ、と黒崎が声をかける
この日、安藤に付き添ってきた伝説の名コーチが茶渡の才能に惚れ込み、その気はないと言う茶渡を数年がかりで落としプロ入りを決意させ、
一気に世界チャンピオンの座へと導いていくことになるのだが…
それはもう少し先の話である
ルキア「大分出来上がってきたな…
これを着るくるみの姿を早くみたいものだな」
井上「うんうん!ほんっとうに!絶対ぜぇーーったいに似合うよね!
きっととっても綺麗なんだろうな」
石田「あぁ、きっととっても似合うだろう
こんなに井上さんが頑張ったんだし」
黒崎「あいつ、いっつも黒い格好してるから、きっと見違えるな」
ルキア「フンッ一護、お前もそう言う事が言えるのだな」
黒崎は慌てたようにそんなんじゃねぇよっと顔を赤らめて、話題を変えた
黒崎「あっちはよ…もう、大丈夫なのか?」
ルキア「なに、お前達に心配されるほど皆弱ってなどおらん。
しかし、」
言葉を止めたルキアに織姫と石田も自然とルキアの方へと顔を向ける
ルキア「きっと、このドレスをまとったくるみはこれからの未来の象徴のように輝き、皆に更なる活気を与えてくれるだろう」
少しずつ復興する尸魂界に明るい話題を何時も運んでくるくるみにルキアだけでなく
多くの死神が支えられている
織姫「よーし!ラストスパート頑張るぞぉ!」
石田「あぁ、そうだね!最高のドレスにしよう!もう少しフリルを足すのはどうだろう!」
黒崎「たく…やり過ぎんなよ?」
離れていても、仲間とはいいものだとしみじみ思うルキアも更なるやる気にドレスに針を通した
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月。(プロフ) - yuiさん» ありがとうございます!とても嬉しいです。のんびりお付き合い頂けたら幸いです (2019年12月11日 5時) (レス) id: b5561693cb (このIDを非表示/違反報告)
yui - 月。さん» 面白いですね!これからも頑張ってください!!!応援します☆ (2019年12月11日 0時) (レス) id: a956401359 (このIDを非表示/違反報告)
靜藍(プロフ) - そんな!不愉快じゃないですよ!たまたま気付いただけなので…むしろ、読み返しているだけすごいと思います!家電とか贈り物がすごいですね!主人公さん、本当にたくさんの人に愛されてますね(*´`*) (2019年12月7日 1時) (レス) id: 114c5f5474 (このIDを非表示/違反報告)
月。(プロフ) - 靜藍さん» たまに読み返してミスを探してますが、良く見落とします。不愉快な思いをさせてすみません。直ぐに直させていただきます。 (2019年12月7日 0時) (レス) id: b5561693cb (このIDを非表示/違反報告)
靜藍(プロフ) - いえいえ!自分でまちがえたところって、気づきにくいですよね。私もテストとか、見直ししているのに、毎回簡単なところで間違えたりしてます(笑)(25の、「〜平子性を…」のところ"姓"ではないでしょうか?) (2019年12月6日 22時) (レス) id: 114c5f5474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月。 | 作成日時:2019年11月26日 23時