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バンッと座卓を叩いて立ち上がった乱菊
突然の行動に目を丸くするくるみと平子に人差し指を突きつけた
「いや…こんな状態だし…こうやって皆に祝って貰えただけで私達は十分…」
乱菊「こんな時だからこそ挙げて欲しいのよ…!
そりゃあ毎日、あの隊舎が直りました、あの施設が再開しましたっていう報告は入ってくるわよ?
それだって明るいニュースだと思う。
でもね、それってみんなただ
‘元通りになった’ってだけなのよ…」
復興が進んだと聞けば、嬉しく思う
その感情に嘘はない
嘘はないが
「くるみから連絡があるたびに、あたしは本当に胸が脇立つような気持ちになるの!
ウキウキするのよ!婚約や、出産の報告も…今回の入籍だって、こんなに最高の気分にしてくれた二人が式をあげないなんて…
そんなの絶対に許さないんだから!」
そう言って乱菊は柔らかく微笑んだ
目の回りがほんのりと赤くなっているのは、酔いのせいばかりでは無いだろう
吉良は酒が入って涙腺が緩んだのか
二人には是非とも式をあげていただきたいと号泣している
楼十郎「よしよし、イズル泣くんじゃないよ…祝いの席なんだからね?
真子、くるみ!うちの副隊長がこんなに泣いているんだよ?
責任をとって式をあげるんだ!」
イズルの涙にハンカチをそえた楼十郎もほんのり赤い頬を緩ませなが二人に言った
拳西「俺も同感だ!それになぁ!
式をあげなぇなんて言ったら朽木と夜一が黙ってねーと思うぜ?」
拳西は最高の
檜佐木「‘真の復興はここから始まる・平子、加藤両隊長御成婚特集’…いや、くるみはもう平子だよな?平子と平子?ん?まぁ何でもいいか
ウェディングフォト満載の巻頭五十ページ…いける!!!」
吉良「何でも仕事に繋げるのは良くないですよ、檜佐木さん」
苦言を呈するイヅルをきにも止めず、檜佐木ら来月以降の台割りを見直した始めた
日番谷「隊長同士の婚姻なんてめったにねぇんだ。盛大に祝ったところで誰も文句はいわねぇさ」
平子「冬獅朗ってば酔っぱらって素直になってるん?ん?」
「こらっ、おちょくらないの!私達の事を思っていってくれてるんだからさっ!
本当に、恵まれ過ぎててバチが当たりそうだよ」
くるみは膝に置いた手をぐっと握りしめ、平子を見つめた
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月。(プロフ) - yuiさん» ありがとうございます!とても嬉しいです。のんびりお付き合い頂けたら幸いです (2019年12月11日 5時) (レス) id: b5561693cb (このIDを非表示/違反報告)
yui - 月。さん» 面白いですね!これからも頑張ってください!!!応援します☆ (2019年12月11日 0時) (レス) id: a956401359 (このIDを非表示/違反報告)
靜藍(プロフ) - そんな!不愉快じゃないですよ!たまたま気付いただけなので…むしろ、読み返しているだけすごいと思います!家電とか贈り物がすごいですね!主人公さん、本当にたくさんの人に愛されてますね(*´`*) (2019年12月7日 1時) (レス) id: 114c5f5474 (このIDを非表示/違反報告)
月。(プロフ) - 靜藍さん» たまに読み返してミスを探してますが、良く見落とします。不愉快な思いをさせてすみません。直ぐに直させていただきます。 (2019年12月7日 0時) (レス) id: b5561693cb (このIDを非表示/違反報告)
靜藍(プロフ) - いえいえ!自分でまちがえたところって、気づきにくいですよね。私もテストとか、見直ししているのに、毎回簡単なところで間違えたりしてます(笑)(25の、「〜平子性を…」のところ"姓"ではないでしょうか?) (2019年12月6日 22時) (レス) id: 114c5f5474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月。 | 作成日時:2019年11月26日 23時