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「井上達も心配だけど、兎に角今は…ッ!?」

電令神機を懐にしまうと同時に激しい地響きが起こる


「いったい…なんなの…!?」


見上げた空には青い火柱が何本もそびえ立っていた

それは一つ一つが計り知れない霊子の濃度を放ちながら轟音を轟かせている


「ちっ、もう来たって言うのかよ!!!」


くるみ は一番近くの火柱の元に走った






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「っ、真子!?」

平子「くるみ か!!」


近くの柱にたどり着くとそこには既に敵であろう滅却師と交戦したのか傷をおった平子と雛森がいた


平子「くるみ !?おま、持ち場ここやないやろ!?なにしてんこんなところで」

「今向かってた所!真子は…何でもうそんな傷だらけなの…?」


雛森「滅却師の襲撃時に現れた火柱に巻き込まれて…」

「運がわるすぎるっ!」



くるみ は少し哀れな目で二人を見つめる
しかし、襲撃してきたであろう滅却師の姿はなかった



ドドドドドドドッ


「!!こ、この霊圧は…っ総隊長…?」

雛森「…あたし…あんなに怒ってる総隊長初めてです…」

ゾクッとするほどの霊圧にくるみ は空を見上げる
滅却師襲撃に総隊長直々に戦いに赴いているのが肌で感じる



平子「アホォ。俺かて見たことないわ

急ぐで桃。早よせんと
ジィさんにエエとこ全部持ってかれて舞うで」


ニヤリと不適に笑う平子にくるみ はやれやれと肩の力を落とす


平子「くるみ 、お前何処向かってんねん」

「あぁ、私の持ち場は真央霊術院だよ」


平子は少しだけ不安そうにくるみ をみる
どんな力を持っているかわからない未知の勢力滅却師
その敵と今あちこちで火蓋が落とされている


「心配しないで。私は強いんだから
真子の方こそ部下の前でダサいとこ見せないように精々頑張って」

平子「おまっ、そんなところ見せるわけないやろ!?
俺は何時でもイケてて格好いい隊長やぞ!」


くるみ は強い。どんな敵が来ても大丈夫だろう

平子はそう思いつつも目の前にいる大切な人を一人戦場に向かわせる事に躊躇する

くるみ は背を向けて走り出そうとするが
平子はくるみ の腕を掴んだ



「え?」

平子「あ、いや…


ほんまに、きおつけるんやで…また後でな」


ゆっくりと離された腕にくるみ は後ろ髪引かれる思いだが
ふっと優しく笑って


「大丈夫だよ真子…ちゃんと戻ってくるから」


くるみ はそれだけ言うとあっという間にいなくなった

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設定タグ:BLEACH , 平子真子 , ブリーチ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:月。 | 作成日時:2019年8月13日 5時

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