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茶渡「滅却師側につくからには、相当の覚悟と考えがあっての事だろう
だから何だ!
たとえそうでも俺達のやることは決まってるんじゃないか!」
黒崎「…あぁ、そうだな」
滅却師と死神は相反する存在だ
その歴史は深く重い
石田は唯一の生き残りだが
その血族は死神によって殲滅にされている
裏切る、と言う言葉が正しいかは解らないが
石田が黒崎達と仲間であったことは真実で
死神であるくるみ もそれは変わらない
「石田が何考えてるか聞き出して、納得する理由じゃなかったら
ぶん殴って説教してやる」
黒崎「はっ違いねぇ」
茶渡「理由を聞いて納得したら?」
黒崎「それはそれとしてぶん殴る」
「皆に謝ってもらう!」
茶渡「…そうだな」
井上「そうだね!」
石田がもし、なにか理由があってあっちに付いたとしたら…
くるみ はふと自分の事を思い出していた
藍染側に付いたフリをしていた事を
「敵を欺くにはまず味方からって言うしね。
てか、二人はどうやってここに来たの?」
浦原「経験者は語るってやつッスか〜くるみ さん」
「あァ。なるほどねはいはい」
浦原「ええっ、冷たい!久々の再会をもう少し喜んでくださいよ」
一人雨の中傘をさして現れる浦原は
何時ものように飄々とした表情で現れる
辺りの風景を見て
一足遅れた事に少しだけめんどくさそうなため息をついた
浦原「どうしましょ。霊王宮への旅行券手配しましょうか?
少し時間はかかるかも知れないッスけど」
黒崎「頼む!」
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「いつの間に十二番隊の地下にこんなものを…」
浦原に連れられてやって来たのは十二番隊
くるみ が言うこんなものとは
空鶴の家にある砲台のことだ
井上「何だか懐かしいな…加藤さんは先に瀞霊廷に入ってたから乗ってないけど
まるで花火みたいには打ち上げられたんですよ」
「そう…じゃぁその時はここに石田もいたんだね」
井上や黒崎達は瀞霊廷に侵入するために一度似たようなモノを見ていると言う
「…」
浦原「…まぁこれはコピーみたいなものなんで
一発打ち上げるだけで壊れます」
「っ!!!」
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作者名:月。 | 作成日時:2019年8月13日 5時