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くるみ はやちるを連れて急いでこの場を離れようと足元をみるが
そこにやちるの姿は無かった
突風で吹き飛ばされたのか
くるみ は辺りを見渡すがそこにはやちるの霊圧を感じる事が出来なかった


「や、やちる…嘘でしょ!やちる!!!!

うわぁぁ!??!!」


頭上から激しい突風が起きたと思えば次は少年が作り出したで有ろう石の砦が大きな音を立てて崩れ落ちくるみ を襲った


瓦礫の中から飛び出したくるみ は
痛む節々を擦りながらも
幸いたいした怪我を負うことはなかった



「巻き込まれて怪我したなんて言ったら更木に呆れられる…

はっ!違う!やちるっ!やちるぅー!やちるどこー!?!?」



更木「くるみ …?」


ビグッと体を一瞬硬直させギギギと油切れのブリキのような音が聞こえてきそうなほど
動きの悪い首をゆっくりと声の方へと向ける



「更木隊長…ご無事で」

更木「あ?これが無事に見えるかよ
たく、内臓やられた…くそっ」


見るからに重傷の更木は口にたまった血を吐き捨てる


「だ、大丈夫ですか!?隊長直ぐに勇音さんを…」

更木「爆発のせいで耳もろくに聞こえねぇし…参ったぜ
おい、やちるは何処だ」

「っ、!」


くるみ の表情に更木は眉間にシワを寄せる

「あの、やちる…急にいなくなって、」

更木「あ?何言ってもやがる?
やちる!やちるゥー!」


くるみ も一緒にやちるを探そうと一歩足を進めると
何かが足に絡まって要る事に気がつく
そしてそれを拾い上げると
くるみ と更木は息をのむ


「これって…」


くるみ の手には十一番隊副隊長の証、鋸草の腕章
そして足元には小さな死覇装があった



やちるの最後の言葉を聞き取ると同時に瓦礫に埋まったくるみ は
その時の事を鮮明に思い出す


‘キラリン!アタシやっと…’









やっと?




‘キラリン!アタシやっと…









剣ちゃんに呼んで貰えるよ!’






「え?」



その言葉かくるみ に届いた時
一筋の雷が落ちた




「更木、隊長…?



更木隊長!!!!!!!」



くるみ の目の前に落ちた雷は更木に直撃した
ボロボロの更木は雷を避ける事が出来ずにその場をに倒れこむ


「あっれ〜?一網打尽に出来るって言うから様子見してあげたのに
更木剣八所か加藤くるみ も生きてるんですけどぉ〜?」

「使えねぇーな」

「はぁ!?もとからちょっと距離があったんだしかたねぇーだろ!!」

「喧嘩は良くないと思うのぉ〜」

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設定タグ:BLEACH , 平子真子 , ブリーチ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:月。 | 作成日時:2019年8月13日 5時

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