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少年の言葉にくるみ はようやく少年の力が見えてきた
少年の能力は想像を現実化することだ
さっき弄月で溶岩を斬った時
更木の様に飛び散ると事なく消えた事と辻褄が会う
ならばその能力を無効化することができる
「やちる!」
やちる「キラリン。アタシ動けないや」
「少しだけちくっとするよ」
くるみ が弄月でやちるの腕を斬ると体の異常は直ぐ様無くなった
やちるは手をグーパーに開くとニコニコ笑って更木をみる
「流石に君には少し骨が折れそうだね。更木剣八を倒してから
ゆっくりと君を殺す想像をするとしよう」
更木「くるみ 」
「は、はい!」
更木「虎徹の霊圧はまだある。生きてるはずだ
下いっとやちるの腕治して貰え」
「はい!」
やちる「あい!」
更木隊長がここにいると言うことは
近くに卯ノ花隊長も要るのだろうか?
そんな事を思いながらもくるみ はやちるを抱えると石の砦から急いで降りる
勇音さんの霊圧も弱ってる…
いや、弱ってると言うよりは動揺してるような
物凄く震えて…
やちる「ねぇねぇキラリン」
「え、何?やちる」
やちる「剣ちゃん楽しそうだったね」
「あーそれだけ強敵って事だね」
やちるを抱える地面に着々するとくるみ は高く聳え立つ石の砦を見上げる
想像を現実にする異能力を使う敵には更木の様な純粋な力で戦うには分が悪い
しかし、一度目をつけた獲物を横取りしようものなら
あの少年共々自分が更木に殺されかねないとくるみ ははぁっとため息を付いた
やちる「ねぇキラリン」
「あ、ごめん。ずくに勇音さんを…」
やちる「剣ちゃんが呼んでる」
「…えっ?」
くるみ が高くそびえる砦を見上げて悩んでいると
やちるが死覇装の裾を掴んで見上げるてくる
その表情は何時に無く嬉しそうに笑っているが
何処か寂しそうだとも思った
「やちる?」
やちる「キラリン!アタシやっと…」
ゴゴゴゴッ!!
「!?」
やちるの声を遮って突然けたたましい轟音と風圧に体を持っていかれそうになるのをグッとこらえてくるみ は空を見上げる
そこには瀞霊廷を呑み込む程に巨大な隕石が現れた
「あんなもんが落っこちたら敵も味方…瀞霊廷所か尸魂界が崩壊しちゃうよ!!」
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作者名:月。 | 作成日時:2019年8月13日 5時