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くるみ も直ぐに檜佐木の治療に
回道を施す
何度か重ねていくうちにコツを掴んできたくるみ の回道は四番隊に入隊してもその腕を買われる程の力になっていた


「花太郎に教えて貰ってて良かった…」

勇音「くるみ さんの回道は山田四席から教えて貰ったモノ何ですね…道理で」

「いや、私の回道なんて本当に微々たるモノです…私に勇音さんや卯ノ花さん…井上の様な力があればもっと、」



檜佐木「馬鹿野郎…お前は回道何か無くても十分やって来てるだろが…」

「檜佐木さん!気がつきました?!」

檜佐木「あぁ、ありがとな…くるみ 、もう大丈夫だ」

「いや、大丈夫じゃないですよ!もう少しだけ傷を治すから
もう少しだけ寝てて!」

檜佐木「ッツ!もっと優しくしてくれ…怪我人だぞ、」


起き上がろうとする檜佐木の頭を掴んで布団の上に再度寝かしつけるくるみ にジト目で睨む檜佐木
その声には覇気は無くきしむ体は悲鳴をあげている

くるみ 、そして阿散井を見て檜佐木ははぁと深くため息を付いた


阿散井「人の顔見てため息を付かないで下さいよ」

檜佐木「いや…お前らはあっという間に強く、なるよな。本当ムカつくぜ」


檜佐木は自分の不甲斐なさに嫌気が差した
二人が霊王宮に行った後
檜佐木は拳西、白と共に卍解の習得に切磋琢磨の修行をしていた

しかしその力を出しきる間も無く敵に破れてしまった

そして、今の状況だ
うっすらと感じる拳西と楼十郎の霊圧
背中しか見えないが勇音が二人の怪我の治療をしているのだろう

不意を付かれたとはいえ一瞬でやられた俺達と
二人係で戦ったのに勝てなかった相手に
くるみ か、阿散井か、そのどちら共か解らないが
無傷でアイツを倒して全員の治療をしている二人に
檜佐木は強く嫉妬した



檜佐木「はぁ…強く、なりてぇな」


「何言ってるの?
檜佐木さんは強いよ」


檜佐木のか細い声にくるみ は強く檜佐木を見つめる


「誰も弱くない…

弱い人は、力が無い人の事じゃない
戦いを恐れて逃げ出す人の事だよ

だから、私達は誰一人弱くない」



くるみ の言葉に部屋はしんと静まる
その言葉には力がある
傷ついて弱った心が満たされる様な感覚だった

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設定タグ:BLEACH , 平子真子 , ブリーチ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:月。 | 作成日時:2019年8月13日 5時

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