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「こ、狛村さん!」
狛村「加藤か…無事で、いや、そうでも無いようだな」
くるみ に抱かれる平子を見て狛村は無事と言う言葉を取り下げる
飄々とした台詞をはいていた平子だが
不意を疲れ至近距離から爆撃され
その怪我は致命傷とはいかずとも、一人で立つ事も出来ない状態だ
バンビ「…ワンちゃん?
遠くに居たのに随分足が早いじゃない?
なんでバケツかぶってんの?」
狛村「…授かり物だ…」
狛村は平子を抱くくるみ に目線を移す
狛村「この娘は私に任せて
平子隊長を早く四番隊に」
「っ!一人であんなのと戦うつもりですか
奴等の力は未知数で…」
狛村「大丈夫だ…あの爆撃に対抗できるこの鎧が私にはある」
何時もは身につけて居なかった鎧
滅却師の口ぶりから一度狛村はこな滅却師の力を見ている事が分かる
くるみ は静かに頷いて平子を抱き抱える
バンビ「ちょっと!私が逃がすとでも思ってんの?
あんたは特記戦力筆頭何だからね…」
「私があんたみたいなのろまに捕まえられると思ってるの?」
ブチッと血管が切れる音が聞こえる
馬鹿にしたように煽るくるみ とバンビエッタが同時にその場を消えたと思えば
バンビエッタの被っていた帽子を奪い頭の上にトンと乗るくるみ
「私の舜歩に滅却師ごときが着いてこれるわけ無いでしょう?」
バンビ「っ!、テメぇっ!!!!」
反撃の間も与えずにくるみ はその場からまるで消えたと思わせる程のスピードでその場から離れた
バンビ「ぁああああっ!!!もお!、ほんっとどいつもこいつもムカつくわねぇっ!!!!
いいわ、ワンちゃん…最後まで付き合って貰うわよ…
あんたの顔を拝んだ後にあの女をぐちゃぐちゃに弾き飛ばして殺るんだから!」
狛村「ふぅ…今時のおなごは随分と口の悪い…」
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作者名:月。 | 作成日時:2019年8月13日 5時