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初めて弄月を目にしたのは小学生の頃

まだそれが何なのか解らないまま
子供ながらにそれに強く引かれたのを今でも鮮明に覚えている

おばあちゃんが一人で切り盛りする白神神社の本尊

それを理解した時

それは私の心の拠り所なっていた


私を忌み嫌う学校の子供達


幽霊が見える奇妙な子供を見る大人の目

人の目が嫌いになったのは多分その頃


私が映すのは何時も変わらずそこに君臨する美しい白と黒の矛

おばあちゃんに内緒で何度が持ち上げようとしたけど
一度も持ち上げれた事は無かったな

とても偉大なモノなのだと
子供ながらに感動したのも覚えてる


中学生に上がる頃
おばあちゃんが死んだ

元々身よりのいなかった私の側にずっと居てくれたのは

貴方だけ


初めて貴方と声を交わしたのは高校三年生の時だった

とてもとても昔の事の様だけど
それはほんのつい数年前の事で




あの時の私は貴方と出会う迄

貴方だけが側に居てくれればそれで良いと本当に心から思っていたんだよ


だけど心の何処かで本当は変わりたいと思ってのかもしれない

そして、変えてくれたのは貴方の力のおかげ


貴方だけに充たされていた世界から飛び出して
こんなところまで来てしまったけど

これからも側に居てくれる…









弄月





二枚屋「Wo…流石はくるみ チャン

タイミングバッチリだNe」





額から流れる汗を拭う二枚屋の隣で新たに生まれ変わった弄月を引き抜きくるみ はそっと額に当てる




(…お前の側は心地がいい)

「今もまだそんな風に思ってくれているの?

私も貴方の側にいると強くなれる気がする
だからもう一度…

私と一緒にきて

弄月」


(あぁ…何時までも何処までも共に行こう)






メロ「あんな斬魄刀見た事ないぜ…
まるであの死神と愛し合ってるみたいだ」

二枚屋「あぁそうだNe
二人は相思相愛一心同体なのsa!

さて、くるみ ちゃん
多分二人はまだまだ来ないと思うから先に進んじゃおっか?」


くるみ は弄月から眼を離し
サングラスをかけ髪の毛を整えている二枚屋に向かって深く頭を下げる



「ありがとうございました。二枚屋さん」

二枚屋「なーにお礼何て言われるような事はしちゃーいないsa
弄月がくるみ ちゃんを愛して
くるみ ちゃんが弄月を愛した(ラブ)の結晶に形を与えただけだYo」


くるみ は頭を上げると
次のステージだよっと言う二枚屋に強く返事を返した

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設定タグ:BLEACH , 平子真子 , ブリーチ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:月。 | 作成日時:2019年8月13日 5時

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