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「……はい?」
二枚屋の掛け声と共に現れた五人の女性にくるみ はポカンと開いた口が塞がらない
小さな少女から艶やかなボディーの女性までも
様々な個性を持つ女性達は二枚屋を足場にしながら
二枚屋王悦親衛隊参上
と意気揚々に拳を掲げていた
「えっと…は、初めまして?メロちゃん以外…」
二枚屋はユラリと立ち上がりスッとくるみ の方に手を伸ばした
否、弄月に手を差し出した
二枚屋「皆って言ったらお前もくるんだyo弄月チャン」
「なっ!?」
くるみ の腰から抜け出した弄月は粉々に砕け落ちる
しかしその中からキラキラと欠片が浮かび上がり二枚屋の手の中に収まる
二枚屋「今までくるみ チャンが腰に刺していたのは斬魄刀何かじゃない
今からこのチャンボクが
弄月から本物の斬魄刀を作り直す」
「弄月から斬魄刀を?」
二枚屋「soッ!
ああ、後何で自分だけ浅打達の試練に挑戦しなくていいかって思ってると思うけど
答えはこれsa」
二枚屋は掌の上にある粉々に砕けた弄月の欠片を見つめる
その欠片に何処か懐かしさを感じる
二枚屋「弄月とくるみ ちゃんは一心同体なのsa」
「えっ?」
二枚屋「その言葉道理の意味だYo
くるみ チャンが死ねば弄月も死ぬ
逆戻りしかり
弄月が死ねばくるみ チャンも死ぬ
それが解ってるから弄月はくるみ チャンと共に在るし
くるみ チャンも弄月と共に有る
試練を受ける必要なんて無いのsaっ
それに、くるみ ちゃんはちゃんと死神と斬魄刀の区別位は初めからついているしNeっ」
「…私、二枚屋さんの事少し勘違いしてたみたいです
どうしようもないアメリカカブレ野郎かと思ってましたけど
ちゃんと死神の…いや、斬魄刀の事を思ってる零番隊の隊長何ですね」
二枚屋「…Wao…今の言葉グサッときたze…アメリカカブレ…」
メロ「おいおい、いい加減にしろよ?御舘サマ!此方はとっくに準備完了だぜ?」
メロは親指を指して四人の女性を指差した
二枚屋はohsorryと言って顔にかかる髪をきゅっと縛りサングラスを外した
二枚屋「さァ、始めようじゃないNo」
そう言う二枚屋の表情は初めて見る
真剣な表情だった
全死神の斬魄刀を一人で造り続けた男
その貫禄はまるで今は無き総隊長の様だと錯覚させる
飄々とていたした男とは思えない程に丁寧活迅速に宝物を両手で包み込むように優しく
そして力強く二枚屋は業火の炎の中弄月を強く打ち込んだ
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作者名:月。 | 作成日時:2019年8月13日 5時