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黒崎と阿散井のすぐ後ろ
闇から現れる何かに二人は眼を凝らす
阿散井「…何かいやがる…大量に」
黒崎「…あぁ何だこいつら…？」
二枚屋「何も怖がるこたないYo
彼らの事は君らよーく知ってる筈sa」
「っ、まさか！」
二枚屋「そう、流石はくるみ チャン
彼らは何にでもなれる最強の斬魄刀
‘浅打’」
六千名を越える護廷十三隊隊士全名が院生時代に一時貸与され入隊と同時に正式授与される無名の斬魄刀
全ての死神達はこの‘浅打’も寝食をともにし練磨を重ねる事で
己の魂の精髄‘浅打’へと写しとり
‘己の斬魄刀’を作り上げる
二枚屋「その‘浅打’の全てを一人でクリエイトしちゃってんのがこのちゃんぼく
「一人で全てを！？」
二枚屋「あぁ…くるみ チャンの様なイレギュラーも有るけどNe」
イレギュラー
くるみ の持つ斬魄刀は十二番隊隊長の涅マユリが
元、神であった弄月の破片を要して作り上げた
改造斬魄刀なのだ
浅打の怒りか…
私はきちんと浅打に向かい合った事無かったな…
そっと腰に刺さる斬魄刀、弄月に触れるくるみ は
黒崎と阿散井に攻撃を繰り出す名もない浅打をただの見ていた
黒崎「そう言う事かよ！
じゃぁコイツらはその浅打の具象化ってとこか！
で！何で俺らがコイツらに襲われなきゃいけねーんだよ！」
阿散井「そうだぜ！
それに、何でくるみ は此方に落とさねぇんだよ！！」
二枚屋「シーーーーオツ！
‘具象化’ねハイハイ
シーオツシーオツ！チョット違うけど今のは良いとしよう
重要なのはそこじゃなく、彼らが君らに怒ってるってコト」
「怒ってる？どういう事？」
二枚屋「君らの斬魄刀の使い方Sa
それがくるみ ちゃんをそこに突き落とさない理由っ」
阿散井「使い方だぁ！？俺らとくるみ の何が違うって言うんだよ！」
二枚屋「解らNai？無理もNai！
戦い方？
振る舞い方？
違うチガウ
何がチガウ？
根本が違う！」
二枚屋の突き詰める様な問いかけに
理解が追い付かない三人
阿散井と黒崎は浅打からの攻撃を避けながら二枚屋の声に耳を傾け続ける
二枚屋「道具として使ってきた？
部下として接してきた？
相棒として頼ってきた？
家族として？
友として？
先輩
後輩
ペット
知人
愛人
恋人
フザケんじゃ無ぇ！！！
彼等は君らにこう思っTel
根本が違うって事Sa
斬魄刀と死神どっちが上か
そこンとっから語り合おうZe！！」
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作者名：月。 | 作成日時：2019年8月13日 5時
