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確かにくるみ の怪我が直ったところで
目を覚ます事は無い
滅却師の矢を体中で受けたくるみ の霊力は殆ど消えていた
卍解の副作用でくるみ は完璧に霊力が戻るまで目を覚ますことは無い
他人を守りながら戦ったくるみ は
夜一や砕蜂が使う舜鬨と言う技を使ったと言う
霊力を多く使うその技を使ったと言うことで更に目を覚ます迄に時間がかかるだろう
この緊急事態に悠長に目覚めるのを待つのは余りに危険
館花の報告では滅却師はくるみ の卍解を狙っていた
また狙われ無いとは限らない
平子「くるみ …」
その後黒崎を連れた零番隊は霊王宮に帰っていった
拳西「大丈夫かよ真子」
平子「あぁ…此処にいてもくるみ は危険なだけや」
得たいの知れない零番隊にくるみ を委ね側を離れる事に心底恐怖した
もし、自分の知らないところでくるみ が死んだらと考えただけで震えが止まらない
しかし、今の瀞霊廷に、平子自身に
滅却師からくるみ を守りきれるのかと思う
平子「今は…此方にいるよりは安心やろ」
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熱い…
熱い…
息が苦しい
苦しい、
苦しい、
息が、で、き…
ザバーーーン
「ブハウッァ!!!苦しい!熱い!!!息ができなぃ!!!
…え、?」
一護「っ、くるみ っ!!!?」
恋次「な、な、な、な、っ!!!?!?」
「おォ?何だ…はぇじゃねぇか」
ピチャンと雫が体から伝い滑り落ちると水面で音が鳴る
ぼおっとする脳が酸素を取り込んだ血液でゆっくり回り始めると段々と鮮明に冴えていくのがわかる
煮立つような熱さから
少しずつと熱が引いていくと自分の現状を理解した
「いっ、
キャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?!?!?」
一護「ちっ、違うんだ!此には色々と訳がグボッゥ!?」
恋次「ブグブグブグ……」
ザバーーーンと大きく波を立てながら
くるみ は熱い湯に浸かる
え?何で私裸なの!?
てか、一護が何でここに!?
と言うかこのリーゼントは誰!?
恋次もいたような…
そして何故温泉に浸かってるんだ!!
真っ赤になりながら体を抱きしめ隠すように湯に浸かる
一護と恋次もくるみ に背を向けてしゃがみ混む
真っ赤になりながらも誤解を解くために慌てて口を開く
「…成る程…道理で卍解した後なのに、こんなに早く目が覚めたのか…」
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作者名:月。 | 作成日時:2019年8月13日 5時