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「ここ…空座町第一高校…」


くるみは二人の霊圧を追って走り
たどり着いた懐かしい匂いの感じるその場所に足を止める

学校の裏手にある駐車場に二人の姿はあった



シルバー「本当にすみませんでした
僕なんかのために怖い思いをさせてしまって

このまま町の外まで逃げればあの方々も貴方まで危害を加える事は無いと思います

許して…貰えないと思いますけど

僕、本当は…」


シルバーの言葉がつまる


僅か一時間程ではあるが彼の世界は目の前の男によって確かに色ずいた

着た事の無いカラフルな洋服

生者との他愛無い会話し

現世で流行りの音楽を聞き

車のり風をきった


そして、何よりも道具ではなく一人の少年として扱われた

生まれて初めて楽しいと思った
心残りが有るとすればくるみ様と一緒に遊びたかったな

楽しいと思える物が有ると知ってしまった事により逆に人形として理不尽に解体されるのが恐ろしくなった

こんな事ならば楽しい事など
知らない方が良かったと思う反面
観音寺を恨む事は出来なかった


観音寺「ん?何を言っているのかね?
シルバーはここに隠れていたまえ!
私がバットスピリッツ達を蹴散らしてシルバーが安心して成仏出来る手助けをしよう」

シルバー「え、あの…状況解って無いんですか?」



「おいおい、そこの人間っお前本当にいい加減にした方がいいよ?」

シルバー「っ、くるみ様…」


車のボンネットに降り立ったくるみは弄月をフロントガラスに突き付けた


観音寺「何だね!君はさっきから!
我が一番弟子一護の友達では無いのかね!?」

「っ、だったらなによ!」


怯えた表情のシルバーに観音寺は更に声のボリュームを上げてくるみに言い張った


観音寺「私はかつて、一番弟子に教えられたのだ!
人知れず誰かを守り続ける
その覚悟が背負える者こそヒーローなのだと!
彼が何をしたと言うのだ!こんなに怯えているではないっ!」

「何がヒーローだっ!こいつは破面!人間の敵!私の敵!
いいから、そいつを渡してとっとと消えろ!
お前の命まで守ってやれるほど暇じゃねーんだよ!」

観音寺「むぅ!?君のような美しいガールに守ってもらうなど!そんな必要は無い!」

「〜〜っあんたなんかよりもよっぽど隣にいるシルバーの方が強いんですけど!?
てか、さっきから弟子弟子って!黒崎の師匠は浦原さんだろうが!」


ぜぇぜぇと肩で息をつくくるみはこの場から少し離れた所で一角と弓親の霊圧を感じる

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設定タグ:BLEACH , 十一番隊 , ブリーチ   
作品ジャンル:アニメ
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月。(プロフ) - 砂糖菓子さん» こんにちは!コメントありがとうございます!とても嬉しくてやる気の糧になります!私も再熱なので同士ですね^^お誉めの言葉を頂いたからにはこれからも頑張りますのでお付き合い頂ければ幸いです (2019年6月7日 0時) (レス) id: 23392552b6 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子(プロフ) - 月。さんの書かれるキャラの感じや夢主の性格大好きです!!お話の続き楽しみに待ってます。頑張って下さい!! (2019年6月6日 20時) (レス) id: ef37f1324d (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子(プロフ) - 一章からずっと読ませて頂いてます。私も最近再ハマりして漫画から読み直してます!!内容も面白くて楽しんでます!平子隊長が…関西弁、最高!!って悶えてます笑笑 (2019年6月6日 20時) (レス) id: ef37f1324d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月。 | 作成日時:2019年5月20日 5時

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