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観音寺「ｼﾙﾊﾞｰよ…どうやら君は私のイマジネーションを越える
複雑なお年頃のようだな」
サングラス越しに瞳を輝かせて観音寺は笑った
まるで君は何も心配する事は無い全てこのカリスマヒーローに任せたまえ！
そんな声が聞こえてきそうだった
観音寺「振り落とされない様、しっかりと捕まっていたまえよ
ホァーっタタタタ！」
タイヤがアスファルトを一瞬削った後急激に膨れ上がった摩擦が爆発的に加速させたエンジンのトルク音とともに
くるみの横をすり抜けた
「っな！？ま、待て！馬鹿野郎！！」
「あ、逃げた！シエン！逃げたよ」
「あの、車、かっこいい…」
「どうするの？」
「追いかけるの？」
「帰りたい」
くるみと子供の破面が同時に叫んだが
ｼﾙﾊﾞｰを乗せた車は止まる事無く
物凄いスピードで走り去った
シエン「…チッ」
僕は動くなと命じた筈だ
「ねぇ、ねぇ、どうしたの？シエン」
子供の破面は固まって動かないシエンの顔を覗き混んだ
その瞬間彼の喉がシエンの右手によって鷲掴みにされ強く強く締め上げられる
シエン「予想しなかった訳じゃない
むしろ恐れていた事が起こったと見るべきだろう」
「…かっ、…あ……ッ」
シエン「だが、実際に体験するまで
これ程苛立つものとは思わなかったよ
信じられるかい？
人形が、僕に逆らったんだ
僕が壊れろと言ったのに壊れないっ！？」
「胸くそ悪いんだよっ」
シエンがつかんでいた腕を斬ると子供の破面は地面に落ちていった
他の破面によって地面との衝撃は免れたが
未だ苦しそうにゆっくりと呼吸をする
「痣城といいお前といい、子供をいたぶるのが趣味なの？とんだ変態野郎だね」
シエン「…正義でも振りかざすつもりか？加藤くるみ」
「正義？何の事かな…私はただ、胸くそ悪い奴を斬っただけだけど？」
更木「おい、」
ビクッと肩を跳ねさせるとくるみは地上で不機嫌そうに此方を見上げる更木と目が合う
更木「…くるみ…手前は手出すんじゃねーよ」
「う、ういっす」
更木「今すぐあの、車を追え
こいつらを斬るまで手前が見張ってろ」
「りょ、了解であります」
くるみは人の獲物に手を出すなと言わんばかりに睨んでくる更木の命に従い
物凄いスピードで走り去った観音寺とｼﾙﾊﾞｰを追った
「あ、おねーちゃんｼﾙﾊﾞｰお兄ちゃんを追いかけるの？」
「僕もいくー！」
「まってー！」
「着いてくるんじゃない！闘わないならとっとと虚園に帰りなさい！」
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月。(プロフ) - 砂糖菓子さん» こんにちは！コメントありがとうございます！とても嬉しくてやる気の糧になります！私も再熱なので同士ですね^^お誉めの言葉を頂いたからにはこれからも頑張りますのでお付き合い頂ければ幸いです (2019年6月7日 0時) (
レス) id: 23392552b6 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子(プロフ) - 月。さんの書かれるキャラの感じや夢主の性格大好きです!!お話の続き楽しみに待ってます。頑張って下さい!! (2019年6月6日 20時) (レス) id: ef37f1324d (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子(プロフ) - 一章からずっと読ませて頂いてます。私も最近再ハマりして漫画から読み直してます!!内容も面白くて楽しんでます!平子隊長が…関西弁、最高!!って悶えてます笑笑 (2019年6月6日 20時) (レス) id: ef37f1324d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月。 | 作成日時：2019年5月20日 5時
