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「っ!更木隊長!!!!」


くるみは突然空気中に放たれた莫大な霊圧に振り返る

一つに戻ったばかりのくるみは
くそっと舌打ちをつく



痣城「あそこに居なくて正解だったな…お前の力をあそこで使われるのも厄介だった」

「っ、な、んで…お前がここに!!」


声の方を振り向けば更木と断界で戦っていたはずの痣城が無傷で空に立っていた


シエン「これはこれは…始めましてと言うべきかな?
確か名前は痣城だったか…」

痣城「私を知っているのか?技術開発局を襲った虚よ」



前に痣城、後ろシエン
足元には車に乗った観音寺とシルバー

くるみは今の状況に吐き気とも目眩ともいえる感覚に
更に表情を曇らせた



更木隊長が負けた?
そんなはずはない…!



シエン「君には感謝しなければならない
ザエルアポロが君と刳屋敷剣八の決闘を観測しなければ
その男の‘糸’が生まれる事無かった訳だからね」


刳屋敷?七代目剣八の刳屋敷の事を言ってるの?
くるみは弄月を構えたまま静かに耳だけを傾けていた



痣城「なるほど、その力は偶然ではなかった訳か
まさか、雨露柘榴の力が虚の技術として応用されるとはな
…甚だ不愉快だ」




あぁ、あの死神はザエルアポロ様と同じ目をしている
たんなる道具として見ている目

目の前にいる二人のどちらに殺されたら楽に死ねますかね


そんな事を考えていたシルバーに隣に座る観音寺が不思議そうに両手を上げて問いかけた


観音寺「むぅ…話が呑み込めないのだが
彼らは君の知り合いかね?」

シルバー「知り合い…さぁ僕にももう、分かりません」



シエンは暗い微笑みを浮かべてシルバーを見る
シルバーは死の恐怖と言うよりも
事態の把握が出来ない不安といった表情を浮かべてシエンに問いかけた


シルバー「どうして…僕の‘蜘蛛人形’を…?」

シエン「君に疑問をもつ許可など与えた覚えは無いが?
まったく…藍染惣右介に破面にされてから不要な感情などを持つ様になるなんて…
本当理解できない…お前は私が作った人形(どうぐ)の筈だろ?」


あさっさりとシルバーの言葉を切り捨てシエンは小さく手をかざし
停車中に車に指を指して虚閃を打ち込もうとした


「っ、させるか!!!」


くるみがシエンから放たれるであろう攻撃を防ぐために車の前に立ち塞がる

しかし、想像していた攻撃は何時までたっても放たれない

シエン「!?」

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設定タグ:BLEACH , 十一番隊 , ブリーチ   
作品ジャンル:アニメ
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月。(プロフ) - 砂糖菓子さん» こんにちは!コメントありがとうございます!とても嬉しくてやる気の糧になります!私も再熱なので同士ですね^^お誉めの言葉を頂いたからにはこれからも頑張りますのでお付き合い頂ければ幸いです (2019年6月7日 0時) (レス) id: 23392552b6 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子(プロフ) - 月。さんの書かれるキャラの感じや夢主の性格大好きです!!お話の続き楽しみに待ってます。頑張って下さい!! (2019年6月6日 20時) (レス) id: ef37f1324d (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子(プロフ) - 一章からずっと読ませて頂いてます。私も最近再ハマりして漫画から読み直してます!!内容も面白くて楽しんでます!平子隊長が…関西弁、最高!!って悶えてます笑笑 (2019年6月6日 20時) (レス) id: ef37f1324d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月。 | 作成日時:2019年5月20日 5時

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