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更木「…手応えがねぇな」
更木が呟くと同時に剣圧によって舞い上がった霊子の塵が晴れていく
そこには半壊した門とその目の前に立つ無傷の痣城がいた
痣城「無駄な事だ君に私は斬れない」
淡々と表情の薄い言葉でいい放つ
「っ、更木隊長…こんなタイミングであれなんですけど…
ちょっと‘此方’もヤバイんですよね…
痣城は隊長に任せて大丈夫ですか？」
更木「あぁ？もとからコイツは俺の獲物だろうがよ」
弓親「くるみ？一体何が…」
「っ、ｻﾞｴﾙｱﾎﾟﾛそっくりな破面が…ｼﾙﾊﾞｰを壊しに来ました…」
その言葉にその場にいた十一番隊だけではなく痣城までもが反応した
「力半分だと…流石に私も…
それに、一人やっかいな人間がいて…」
更木「あぁ？十二番隊に侵入した破面か…はっ、そいつも俺がやる…とにかく捕まえておけ」
「はいっ」
痣城「お前に動かれるのは…厄介だな
しかし、現世のその情報を運んで来てくれた事には感謝しよう」
更木「おいおい、何処行くつもりだ？」
痣城「…今の一撃で、私を斬れぬ事は分かっただろう？」
くるみ斬魄刀の始解を解除するのその場から消え
痣城は消えたくるみから視線を更木に戻す
更木「手前が空気になれるってのはマジな話らしいな」
痣城「理解出来たのならば…」
更木「まぁいいさ、空気をぶった斬るってのも
それはそれで面白そうだ」
痣城「理解出来ていないようだな
空気だけではない
私は既に瀞霊廷内の生き物を覗くすべての物と融合している」
更木「あぁ、つまり
瀞霊廷にあるもん、全部ぶった斬りゃ
手前は死ぬんだろ？」
冗談か皮肉にしか聞こえない言葉だが
十一番隊の面々は知っていた
この男は本気でやる
更木「つーかよ、俺が先に斬ったんだ
次はお前の番だろう」
痣城「君達の存在は尸魂界にとって、害悪でしかない」
諦めたように目を閉じる痣城は
ゆっくりと口を開き小声で鬼道の詠唱を開始した
それは単なる詠唱のはずだった
しかしいつの間にか痣城の声の中に
別の詠唱が割り込んでくる
「散在する獣の骨 尖塔 紅昌 鋼鉄の車輪」
「動けば風 止まれば空」
「槍打つ音色が虚城に満ちる」
「蒼火の双蓮を刻む」
声は徐々にその数を増やしいつしか
周囲を詠唱の群れに囲まれている事に気がつく
呪文のように折り重なり
数百の鬼道が一斉に十一番隊に向かって放たれ
九十番台である
黒棺と千手皎天大砲が五十に重なる詠唱となり
更木ただ一人の身体を襲う
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月。(プロフ) - 砂糖菓子さん» こんにちは！コメントありがとうございます！とても嬉しくてやる気の糧になります！私も再熱なので同士ですね^^お誉めの言葉を頂いたからにはこれからも頑張りますのでお付き合い頂ければ幸いです (2019年6月7日 0時) (
レス) id: 23392552b6 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子(プロフ) - 月。さんの書かれるキャラの感じや夢主の性格大好きです!!お話の続き楽しみに待ってます。頑張って下さい!! (2019年6月6日 20時) (レス) id: ef37f1324d (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子(プロフ) - 一章からずっと読ませて頂いてます。私も最近再ハマりして漫画から読み直してます!!内容も面白くて楽しんでます!平子隊長が…関西弁、最高!!って悶えてます笑笑 (2019年6月6日 20時) (レス) id: ef37f1324d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月。 | 作成日時：2019年5月20日 5時
