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シルバーは自分の手を見つめて小さく呟いた
その手の先にいた筈のたった1つの繋がりからは何の反応も無い

するとその手を観音寺は強く握りしめた
戸惑うシルバーに観音寺は力強く頷きながら言葉を紡ぐ


観音寺「安心したまえ!生前の記憶を無くすことなど
君のような浮遊霊にはよくある事だ!
そういう時には、様々な体験をして自分の求めてる世界を探し出すのだよ!!」

「は?何言って…」


自分は浮遊霊ではない
自分の求める世界なんて…
自我を持たない人形に有るわけが無いんだ
欲しいものは手に入らない
僕は何もない空っぽで真っ白い人形何だから



観音寺「新しい自分を見つけるにはまず、心機一転、メンタル・レボリューションが必要だ!自分の中身が分からないなら
まずは外身で気分を変えてみようではないか!」

「…えっと……はい?」




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そして現在

観音寺によって華やかな衣装に身を包むシルバーは助手席から町の様子を眺めていた


僕に無いモノ
初めて身につけた色とりどり
真っ白だった僕に色がついた

それだけの事なのに
一度目にしたこの町もまるで違ったモノの様に眼に映る

道行く人々が観音寺に笑顔で手を振っている


前にこの町に来た時は
町の住人の表情等見てはいなかったが
こんな風にキラキラと美しく笑うんだな


観音寺「ところで、ボーイ
君の事は何と呼ぶべきだろうか?」

シルバー「シルバー…フィーロ…僕の名前ですよ」

観音寺「おおっ!名前は覚えていたのだな!これはグレイトフル!」




「随分と楽しそうだね?シルバー」

ドンッ車が跳ねるのと同時に車の後部から声が聞こえる

シルバーはハッとして後ろを振り向けば
弄月を首に当ててシルバーを見下す様に見ていたくるみと目があう



シルバー「おやおや、くるみ様…よくお会いますね」

「ふざけてるの?何でお前が人間の車に…というか、何その格好…」

観音寺「ワォッ!シルバーの友達かい…ってよく見ればそのユニフォーム!
私の一番弟子の一護と同じもの出はないかね!?」


くるみの姿をバックミラー越しに見る観音寺
くるみはシルバーの隣で車を運転席する男を見る

「貴方…黒崎を知ってるの?…」

観音寺「あぁ知っているとも!美しくレディ!
しかし危ないじゃないか
急に車に乗ってくるとは!!」

「今すぐ車を止めて
シルバー…私に着いて。無駄な戦いは避けたい」

シルバー「穏やかじゃないですね〜僕は逃げも隠れもしてませんよ?」

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設定タグ:BLEACH , 十一番隊 , ブリーチ   
作品ジャンル:アニメ
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月。(プロフ) - 砂糖菓子さん» こんにちは!コメントありがとうございます!とても嬉しくてやる気の糧になります!私も再熱なので同士ですね^^お誉めの言葉を頂いたからにはこれからも頑張りますのでお付き合い頂ければ幸いです (2019年6月7日 0時) (レス) id: 23392552b6 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子(プロフ) - 月。さんの書かれるキャラの感じや夢主の性格大好きです!!お話の続き楽しみに待ってます。頑張って下さい!! (2019年6月6日 20時) (レス) id: ef37f1324d (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子(プロフ) - 一章からずっと読ませて頂いてます。私も最近再ハマりして漫画から読み直してます!!内容も面白くて楽しんでます!平子隊長が…関西弁、最高!!って悶えてます笑笑 (2019年6月6日 20時) (レス) id: ef37f1324d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月。 | 作成日時:2019年5月20日 5時

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