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一角「しかしよぉ、何で藤孔雀と弄月なんだ？
十一番隊を狙ったって話じゃ無さそうだよな？俺の所には来なかったしよ」
「それは…」
くるみは口をつぐんで弓親に眼を向ける
くるみはきっと気付いている
そして、察している
あいつが僕の’瑠璃色孔雀’を盗んだ理由を
盗むべき刀は他にもたくさんあっただろうが
僕とくるみを狙ったと言う事はそう言う事だ
しかし、困った事に
瑠璃色孔雀の秘密を明かさなければ
弱味を明かす事は出来ない
全てを明かして、流れに身を任せるのもそれはそれで美しいかな
僕自身の中にわだかまりが生まれた時は
腹でも切るとしようか
「弓親…？」
くるみが心配そうに弓親の顔を除くのと同時に
チリン
と隊舎の外から微かに鈴の音が響いた
周囲の空気がピン、
と強く張り詰め、隊士達の大声がピタリと止まる
隊舎の扉がゆっくり開かれ眼帯を着けた一人の男が現れる
髪の毛を棘山のように束ね、その先端には鈴が取り付けられている
「「「「「チャーーース！！！
お疲れ様ーーっす！！！」」」」」
隊士が一斉に頭を下げ、男を出迎えるため声を張り上げた
更木「おう」
やちる「わぁ！今日は皆集まってるねぇ！」
更木は素っ気ない挨拶だけして
ツカツカとくるみと弓親の方へ歩み寄る
更木「よう‘無間’からトンズラしてきた野郎と殺り合ったらしいじゃねぇか
…負けたのか」
弓親「勝ち負けどころか、斬り合いの相手すらしてもらえませんでしたよ」
その言葉を聞き更木はくるみの方に視線を移す
「一方的に斬られて途中で逃げられました」
くるみは肩透かしに両手を翻し
すみませんと小さくこぼした
弓親「…奴の能力で、一つ伝える事があるとすれば…」
言いかけたところで、弓親の肩が背後から捕まれる
一角「おい、ちょっと待て」
思わず言葉を止めて振り替えると
そこには厳しい顔をした一角が立っていた
弓親「…一角」
一角「俺達が命懸けんのは斬り合いの中だけだ。そうだろう？」
当然ながら、一角にも瑠璃色孔雀の事を伝えてはいない
だが、長年行動を共にする仲間が何かを命懸けで隠し続けている事ぐらいは察してるかもしれない
弓親の表情からくるみも同じように弓親が今から言い出そうとしている事を察し
緊張した面持ちで二人を見つめる
そんな二人の会話を聞き更木は首をグキリと鳴らしながら弓親を見下ろした
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月。(プロフ) - 砂糖菓子さん» こんにちは！コメントありがとうございます！とても嬉しくてやる気の糧になります！私も再熱なので同士ですね^^お誉めの言葉を頂いたからにはこれからも頑張りますのでお付き合い頂ければ幸いです (2019年6月7日 0時) (
レス) id: 23392552b6 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子(プロフ) - 月。さんの書かれるキャラの感じや夢主の性格大好きです!!お話の続き楽しみに待ってます。頑張って下さい!! (2019年6月6日 20時) (レス) id: ef37f1324d (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子(プロフ) - 一章からずっと読ませて頂いてます。私も最近再ハマりして漫画から読み直してます!!内容も面白くて楽しんでます!平子隊長が…関西弁、最高!!って悶えてます笑笑 (2019年6月6日 20時) (レス) id: ef37f1324d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月。 | 作成日時：2019年5月20日 5時
