検索窓
今日:8 hit、昨日:21 hit、合計:142,853 hit

23 ページ23

-



今日は1日何もない休日だ

くるみ は休日だというのに死覇装に実を包み
八番隊の居住区にある建物に入っていった

朝早くからやってきた事もあってか
建物内には人影は無くしんと静まり帰りくるみ の足音だけが微かに響いた


ここは八番隊の管理下にある図書館
十三隊の居住区には各1棟ずつ中規模の図書館が設備されている

図書館はその隊の管理下で運営去れるため
四番図書館には医術に関する本が多く
六番図書館には貴族史や礼儀作法の本が多いと言ったぐあいとなっている



「八番隊は何でこんなに雑多に色んな種類の本が有るんだろう」


伊勢「それは、矢胴丸さんのお陰なんですよ」


ポツリと呟いた言葉にまさか返事が反って来るとは思ってもみず、一瞬ビクッと肩を跳ねさせて
声が聞こえた方に顔を向ければ入り口で軽く頭を下げている伊勢七緒と目があった



「おはようございます。こんなところで会うなんて奇遇ですね」

伊勢「おはようございます。加藤さん、私はいつか会うんじゃないかと思っていましたよ」


ビックリさせてすみませんと謝りながらゆっくりとくるみ に近寄るの伊勢
くるみ はなんでだろうと首を傾げる


伊勢「加藤さんは名誉館員になる可能性があるって噂ですから」


名誉館員とは
年間で千冊本を借りると与えられる称号だった
くるみ は尸魂界の歴史や護廷十三隊の事を少しでも理解するために多くの本を読んでいた

そしてその噂は本を愛読する伊勢の耳にも入っていたのだ


「ははっ流石に千冊は読めませんよ
所で、八番隊の図書館とリサってどんな関係なんですか?」

伊勢「…以前、まだ矢胴丸さんがまだ副隊長だった頃
彼女は自分の気になる本を読んでは
その読み終わった本を次々とここに寄贈してくれたんです」

「へぇ、確かに何時も本読んでるけど…普通に本が好きなのは以外かも」



何時も読んでいるのはエ ロ本だったからな
興味津々と食い入るようにエ ロ本を読んでいたリサを思い出してくるみ は表情をくもらせる


伊勢「矢胴丸さんはとても知識に貪欲な方でした
知らないもの、興味のあることは何でも調べないと気がおさまらないと言った感じでしたよ」

「そうだったんですね
それで、こんなに多彩な本が八番隊に」

伊勢「えぇ…私がまだ小さい頃
月に一度、矢胴丸さんと二人でお互いオススメの本を持ち寄る定例会をしていたのですが…あの時矢胴丸さんが沢山の本を私に見せて下さったお陰で
私はここまでやってこれたんです」

24→←22



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
219人がお気に入り
設定タグ:BLEACH , ブリーチ , 平子真子   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Haru_88(プロフ) - 白哉の表記がずっと「白夜」ですが、「白哉」が正しいので見直して全て直された方がいいですよ。 (2022年7月28日 18時) (レス) id: 27d424f4bf (このIDを非表示/違反報告)
月。(プロフ) - Geminiさん» コメントありがとうございます。アニメも漫画も資料の内容もぶちこんだ作品となってます。楽しんで頂けていれば幸いです(^-^) (2020年5月31日 8時) (レス) id: 6e9c8308ca (このIDを非表示/違反報告)
Gemini(プロフ) - アニメの死神図鑑の話も入れるなんて天才ですか!? (2020年5月18日 0時) (レス) id: 89dc035853 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月。 | 作成日時:2019年4月21日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。